お酒が弱くても大丈夫!飲む前に食べておきたいおつまみ(すぐ呑みレシピ付)
にほん酒はじめ 講義14|講師:葉石かおり
お酒が弱くても大丈夫!飲む前に食べておきたいおつまみ(すぐ呑みレシピ付)
宴会続きだった年末年始が過ぎ、ここらでホッとされている方も多いのではないでしょうか?
外飲みメインからおうち飲みへシフトとなると、おいしいおつまみが恋しくなりますよね。
そこで今月は自書『すぐ呑み つまみと酒122』から、2回に渡っておつまみをご紹介します。
「すぐ呑み」とは、すぐに作って呑めるカンタンおつまみのこと。
5分、10分、15分と短時間でちゃっちゃと作れるレシピで、料理初心者でも失敗なく作れるものばかりが掲載されています。
何を隠そう、私自身、27歳で一人暮らしを始めるまで、目玉焼き程度の料理しかできませんでした。
そんな私ですが、「お酒をおいしく飲むためなら!」と孤軍奮闘でレシピを考案。
「すぐ呑み」はまさに、飲兵衛による飲兵衛のためのレシピ集なのです。
さて、1回目は「お酒を飲む前に食べておきたいレシピ」です。
もちろんお酒と一緒に楽しんでいただけるのですが、飲む前に一口でもいいので口にしておくと、悪酔い、二日酔いを防ぐことができます。
ポイントは「オイルを使った料理」です。
何故オイルがいいのかというと、オイルを先に摂っておくことで、アルコールの胃での滞留時間が長くなり、小腸へ送られる時間がゆっくりになるからです。
かつては「牛乳を先に飲んでおくと胃に膜が張っていい」とも言われましたが、実はそれは不正解。牛乳にも脂質が含まれていますが、胃に膜を張ることはなく、液体のためアルコールを長くとどめておくだけの力はありません。
もし、オイルと同様の効果を期待するなら、牛乳よりもチーズのほうが有効です。
では早速、レシピをご紹介します。1つ目は「明太子とれんこんのアヒージョ」です。
【材料 作りやすい量】
明太子・・・1腹
れんこん・・・70g
ニンニク・・・1片
オリーブオイル・・・適量
塩・・・少々
【作り方】
①れんこんは皮をむいて5ミリ厚さのいちょう切り、ニンニクはみじん切りにする。
②フライパンにオリーブオイルをたっぷり注ぎ、①を入れて低温でゆっくり加熱する。
③れんこんに火が通ったら薄皮から出した明太子を加え、塩をふってすぐに火を止める。
アヒージョはオイルが命ですので、ダイエットのことは少々忘れ、たっぷり使ってください。
軽く焼いたバゲットにつけながら食べると、一層美味です。
続いては「豆腐の塩漬けカプレーゼ風」です。
塩漬けした豆腐は、このレシピ以外にもいろいろ使えるので、覚えておくと便利です。
【材料 2人分】
豆腐・・・1/2丁
塩・・・適量
トマト・・・大1個
オリーブオイル・・・適量
こしょう・・・少々
【作り方】
*下準備(前日)
豆腐は水気をよく切った後、全面に塩をまぶす。キッチンペーパーに包んで容器に入れ、冷蔵庫で一晩寝かす。水がたまってきたら随時捨てる。
①トマトと下準備した豆腐を約1センチの厚さに切る。
②皿にトマトと豆腐を交互に並べ、オリーブオイル、こしょうをかける。あればタイムを飾る。
水気が抜けた豆腐は大豆の旨味がギュッと凝縮され、ねっとりとした食感に。これだけでもいいおつまみになります。
低カロリーなので、ダイエットでも罪悪感なく召し上がっていただけます。
いずれのおつまみも準備さえ整えば、10分以内で完成します。
特別な材料も特にないので、思い立ったらすぐに作れるのもまた魅力です。
ぜひお試しくださいね。
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講師プロフィール
酒ジャーナリスト、エッセイスト
一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーション理事長
葉石 かおり(はいし かおり)
講師インフォメーション
▼著書 「名医が教える飲酒の科学 一生健康で飲むための必修講義」
イラストレーター 藤井 昌子 ホームページ