カラダとお肌に嬉しい「ベジつま」!(すぐ呑みレシピ付)
にほん酒はじめ 講義15|講師:葉石かおり
カラダとお肌に嬉しい「ベジつま」!(すぐ呑みレシピ付)
セミナーや講演会の時に良く聞かれるのが、「普段、おうちで飲む時はどんなものをおつまみにしていますか?」ということ。お酒や食の仕事をしていると、さぞかしおいしいものを食べていると思われがちですが、実際はすごーく地味。仕事で外食がちな分、自宅では自炊が基本。そして食材のメインは野菜です。やはり野菜をきちんと摂ると体調もいいですし、何よりヘルシーですよね。そしてたくさん食べても野菜だと罪悪感がないのも、万年ダイエッターの私としては大きな魅力です。
野菜がメインのつまみ、ベジタブルつまみ、略して「ベジつま」。煮炊きしてしまうと、砂糖やみりんを多用して、糖質とカロリーが上がってしまうので、できるだけシンプルな調理法を選んでいます。何と言っても「すぐ呑み」ですからね。シンプルかつカンタンなのが命です。
ということで新刊『すぐ呑み つまみと酒122』の中からお気に入りのベジつまをご紹介します。
まずは「スナック風ヤングコーン」です。
【材料 2人分】
ヤングコーン…8本
オリーブオイル…適量
酒…大さじ1/2
塩・こしょう…各少々
粉チーズ…適量
【作り方】
①ヤングコーンにつまようじを刺す。
②フライパンにオリーブオイルを熱し、①を炒める。軽く焦げ目がついたら酒をまわしかけ、蓋をして少々蒸らす。水気がなくなったら塩、こしょうを振り、粉チーズをまぶす。
ここでは食べやすいようにつまようじを最初から刺していますが、自分用であればつまようじ無しでもOK。ホームパーティの時などはつまようじがついていると、ワンフィンガーおつまみとして重宝します。一口食べると、誰もが知っているスナック菓子を想像するはず。日本酒や本格焼酎はもちろん、ビールやハイボールにも良く合います。
そしてもう一つは火を使わないで作れる「マッシュルームのカルパッチョ」。「生のマッシュルームって、こんなおいしかったんだ」と思うレシピです。
【材料 2人分】
マッシュルーム…6個
パルメザンチーズ(薄切り)…適量
塩・こしょう…各少々
オリーブオイル…適量
【作り方】
①マッシュルームは好みの厚さにスライスし、皿に並べる。
②①にパルメザンチーズを散らし、塩、こしょうを振る。最後にオリーブオイルをまわしかける。
きのこ類は繊維質も豊富な上、低カロリー。それでいておいしいというのが嬉しいですよね。シンプルな料理だからこそ、塩にはちょっとこだわることをおすすめします。普通の塩でもいいのですが、トリュフ塩を使うとおいしさレベルがグンとアップ。こしょうもできたら削るタイプのものを。フレッシュかつ辛味が違います。こちらは日本酒の他、白ワイン、スパークリングワインと良く合います。
2回続けて『すぐ呑み』レシピをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか? 料理が苦手な方でも、レシピ通りに作ればまず失敗しません。ぜひトライしてみてくださいね。
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講師プロフィール
酒ジャーナリスト、エッセイスト
一般社団法人ジャパン・サケ・アソシエーション理事長
葉石 かおり(はいし かおり)