メイクの皮脂崩れを防ぐ下地作りの3ステップ
ココカラのおしゃれ講座 骨格&カラー診断 講義25
講師:小島 葉子
メイクの皮脂崩れを防ぐ下地作りの3ステップ
いよいよ夏本番!
メイク崩れが気になる季節でもありますね。
汗をかくのは仕方がないとしても、皮脂による崩れはできれば避けたいもの。
そこで今日は、皮脂の過剰な分泌を防ぐメイクベースの作り方をお伝えします。意外と防げるものですので、ぜひお試しください。
◆皮脂崩れを招く原因
まずは、皮脂が過剰に分泌してしまう原因について少しお話しします。
インナードライになっていませんか?
メイクレッスンで、皮脂の過剰分泌が気になるという方のお肌の状態を見ると、ほぼ全員の方がインナードライの状態です。
肌の表面は皮脂がのっているので、さほど乾燥している実感がないという「隠れ乾燥肌」ですね。
油分を足すことを恐れていませんか?
皮脂が多すぎるという自覚があるため、「これ以上油分を足したくない!」とばかりに、乳液の量が少なかったり、クリームは夜寝る前だけで、メイク前にはつけないという方も多いです。
ですが、これではせっかく化粧水で補った水分が日中どんどん蒸発していってしまいます。
お肌は水分が足りないと皮脂を分泌します
お肌は水分不足を感じても、自分で水分を分泌することができません。
するとどうなるか?
乾燥を感じたお肌は、これ以上水分が蒸発していかないように皮膜を作ろう!と、いつもより余計に皮脂を分泌し始めるのです。
お肌に教えてあげましょう
なので、皮脂の過剰分泌を抑えるためには、お肌に「水分は充分あるし油分も足りているから、これ以上皮脂を出さなくても大丈夫だよ」と教えてあげると良いのです。
◆皮脂崩れを防止する下地作りの3ステップ
原因がわかったら、対策をしていきます。
難しいことは何もありませんのでぜひお試しください。
1.水分をたっぷりとあたえましょう
洗顔をしたら、とにかくお肌に水分をしっかりと補給します。
化粧水はコットンでつけても手でつけてもいいので、プレスするように入れ込みます。
シートパックもおすすめ!
夜のお手入れでシートパックを使う方は、朝メイク前にもぜひ使ってみてください。
ドラッグストアなどで比較的安価に手に入る大容量のものでも充分です。
皮脂崩れ防止のためのシートパックでは、小鼻のまわりなど、皮脂が出やすい場所もカバーできるように工夫してお肌にのせてくださいね。
そして、シートパックは乾くまでお顔にのせてはいけません!
シートパックが乾くときに、お肌の水分まで一緒に蒸発してしまいます。
5分程度でお顔からはずしましょう。
シートパックを使った日は、夕方までお肌がしっとりしていることを実感されることでしょう。
2.油分も恐れず補いましょう
皮脂分泌が多いからといって油分を足すことを控えると、せっかく補った水分が蒸発してしまい、それがまた過剰な皮脂分泌を招きます。
朝も乳液で終えず、クリームでお肌の水分にしっかりフタをしましょう。
朝のクリームに抵抗のある方は、いつもつけている油分が足りているかどうかを試すテストをしてみてください。一日だけでいいですよ。
いつもの朝のお手入れをしたら、すぐにメイクをせずに10分ほど待ちます。
10分後、お顔を手で触ってみて、しっとりと潤っていれば合格。
しっとりというよりはサラサラとしているなら、油分が足りません。
クリームの量を増やすか、もっとリッチな質感のクリームに変えてみてください。
3.皮脂崩れ防止下地も試してみましょう
以上のメイク前のお手入れを1週間ほど続けてみて、それでもまだ皮脂崩れがおさまらない場合は、皮脂崩れ防止下地を試してみましょう。
ドラッグストアの比較的安価なものでも、結構な効果がありますよ。
皮脂崩れ防止のメイク下地の3ステップで、今年の夏は快適に乗り切りましょう!
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講師プロフィール
パーソナルファッションコーディネーター
小島 葉子(こじま ようこ)
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