冬の巻きものとコートの色合わせ、たった一つの法則
ココカラのおしゃれ講座 骨格&カラー診断 講義19
講師:小島 葉子
冬の巻きものとコートの色合わせ、たった一つの法則
いつまでも暖かかった今年の秋ですが、とうとう寒さが本格化してきましたね。
そんなときは、首元を暖かくしてくれるストールやマフラーを活用したいものです。
スカーフ一枚でも、有ると無いとでは暖かさが全然違ってくるのを実感していらっしゃる方も多いことでしょう。
またファッション的にも、襟元にちょっと柄ものや色ものがあると、華やかさがアップします。
コートを何枚ももつのは難しくても、ストールやスカーフなら比較的お手軽ですので、いくつかの色柄のバリエーションを楽しんでみるのも良いですね。
ところで、そのようないわゆる巻きものとコートの色合わせが難しいと感じていらっしゃる方は多いようです。
そこで今日は、頑張った感なく、さりげなく素敵に見えるための色合わせの法則についてお話ししたいと思います。
さりげなく素敵に見える、巻きものとコートの色合わせ、たったひとつの法則!
それは、巻きものとコートの「トーンを合わせる」こと。
スカーフ・ストール・マフラー・・・それらが無地であっても柄ものであっても、コートの色と「トーンを合わせる」ことだけ意識すれば良いのです。
逆に、新しく巻きものを買い足すときには、お手持ちのコートの色と同じトーンのものを選ばれると、コーディネートが簡単になるのでおすすめですよ。
では、画像を交えながら具体的に見ていきましょう。
こちらは良い例です。
スカーフとコートが、ともに「パステル調」で同じトーンです。
なので、どちらかが悪目立ちすることがなく、さりげなく馴染んでいます。このように馴染ませると頑張った感が出ないので、気楽に柄ものを取り入れることができそうですね。
今年はこのようなパステルカラーのコートがトレンドのひとつですが、お手持ちのコートがベーシックカラーの、薄いグレーやベージュなどの方も、この例に当てはまります。
お手持ちのコートと同じようなトーンの色の巻ものを合わせてみましょう。
何色でも構いませんので、トーンだけ意識してみてくださいね。
淡い色のコートには淡い色の巻きものを!です。
いっぽう、このように ↓ 淡い色のコートに濃い色の巻きものというように、トーンが異なる色を合わせると、巻きものが目立ち、少し大げさ感が出ます。
これはこれで、必ずしも悪いことではありませんが、柄ものや色ものを取り入れ慣れていない方には少しハードルが上がるかもしれません。
このようなダークなトーンのスカーフの場合も、「トーン」を意識して、同じようにダークなコートを合わせてみるとどうでしょう。
それがこちらの ↓ 画像です。
いかがですか?
スカーフとコートのトーンを合わせたことで、先ほどと同じスカーフも、さりげない感じになりました。
ここではボルドー色のコートを使っていますが、黒・ネイビー・濃いグレー・ブラウンなどの濃い色のベーシックカラーのコートの場合も同様です。
ダークなトーンのコートをお持ちの方は、同じくダークなトーンの巻きものを合わせると馴染みますので、お試しになってみてください。
ここで、「巻きものをコートに馴染ませるばかりではなく、差し色として使うのはダメなの?」という疑問もあるかと思います。
もちろん、それも素敵!
ただし「色」を差すときも、「たったひとつの法則」にのっとって、巻きものとコートの「トーン」をそろえることが、素敵に見せるためのコツになってきます。
例えばこんな感じです ↓
お分かりになりますでしょうか?
巻きものとコート、「色」は赤系と青系で正反対なのですが、「ダーク」というトーンがほぼそろっています。
なので、どちらかが悪目立ちするということなく、まとまりが感じられますよね。
差し色もトーンをそろえれば、お互いの色が引き立てあうのです。
ちなみに、トーンを無視してダークなコートにパステルカラーの差し色をしてしまうと、このように ↓ なんとなくちぐはぐで、おしゃれ感がありません。
下手したら、首にタオル巻いてるの!?みたいに見えたりして・・・。
冒頭でパステルブルーのコートに合わせたのと同じスカーフなのですが、合わせ方によってはちょっと残念な感じになってしまうという例ですね。
いかがでしたでしょうか?
同じアイテムも合わせ方次第で素敵に見えたり、そうでなかったりします。
巻きものとコートはトーンを合わせる。
どうぞお試しになってみてください。
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講師プロフィール
パーソナルファッションコーディネーター
小島 葉子(こじま ようこ)
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