口紅1本でこんなに変わる!?
ココカラのおしゃれ講座 骨格&カラー診断 講義22
講師:小島 葉子
口紅1本でこんなに変わる!?
メイクレッスンをしていると、「口紅の色選びを悩んでいる」「自分に似合うベストな口紅の色を知りたい」というお声をよく聞きます。
そこで今日は、「口紅1本でこんなに変わる!?」と題しまして、似合う口紅と似合わない口紅の付け比べ実例と、似合う口紅の選び方のコツをご紹介したいと思います。
その前に、「似合う口紅」とはどんな色のことでしょう?
似合うとは「明るく健康的に見える」「華やかに見える」、そしてなおかつ「悪目立ちしない」「浮かない」こと。
そんな色が、あなたに似合う口紅の色ということです。
つまりは、「パーソナルカラー」ということになりますね!
パーソナルカラーとは、講義5でお話ししましたように、その人自身の色素(肌・血色・瞳など)に馴染み、かつ映える色のことです(*1)。
ですから洋服選びだけではなく、メイク用品選びにもぜひ活用いたしましょう!
今回はパーソナルカラーをざっくりとイエローベースとブルーベースでとらえ、黄みか青みのうち、あなたにはどちらの色みが似合うのかをテストしてみます。
口紅の色でいえば、
・イエローベースの代表的な色=オレンジ色
・ブルーベースの代表的な色=青みのピンク色
それぞれの色の口紅を1本ずつ用意したら、グリグリと塗ってみてください。
この塗り方が、口紅選びのひとつめのコツ!
●「グリグリ塗り」です。
もちろん実際にメイクするときには、そんなにグリグリと塗る必要はありません。
でも今回はテストですから!思い切ってグリグリと塗ってみてください。
そうしたら、どちらの色が似合うのか見比べてみます。
写真を撮って並べてみるとわかりやすいかもしれません。
客観的に見ることが難しければ、お友達やご家族に見てもらってもいいですね。
私もやってみました。
向かって左がイエローベースのオレンジ色、右がブルーベースの青みのピンク色です。
どちらが似合っていると思いますか?
その人の好き嫌いやセンスもあるので、ちょっとわかりにくいかもしれません。
そこで似合う口紅の色選びの2つめのコツ!
●「浮いて見えるのはどっち?」という視点で見くらべてみてください。
「似合っている」ではなく、「浮いている」のはどちらでしょう?
浮いて見えるということは、すなわちあなた自身の色素(肌や瞳や頬の血色)にそぐわないということ。
つまりそれはパーソナルカラーではありません。
だから悪目立ちしてしまうのです。
私の場合は、向かって左のオレンジ色のほうが浮いて見えます。
私のパーソナルカラーはブルーベース(青みの色)なので、向かって右側の青みのピンク色のほうが、私自身の色素に馴染み・映えるのですね。
しかも左側のオレンジ色を付けたほうは、顔色も若干黄ばんで、いわゆる「黄ぐすみ」の状態になってしまっているのがおわかりになるでしょうか?
40代50代と年齢を重ねるととくに、黄ぐすみは老けて見えるので避けたいものです。
もちろん、イエローベース(黄みの色)が似合う方なら、オレンジ色を付けても黄ぐすみすることはなく、逆に右側のような青みのピンク色をつけると、くちびるだけが浮いて見えるうえに、お肌の色が青白く不健康そうに老けて見えてしまいますので注意しましょう。
メイクは、色選びがとても大事です。
色さえ間違えず、自分が明るく健康的に見える色を選べれば、ふだんのメイクに難しいテクニックはいりません。
似合う色で華やかさを添える、それだけで充分素敵に見えるからです。
ぜひこのテスト方法で、似合う口紅に出会い、明るく健康的な笑顔で日々を楽しくしていきましょう!
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講師プロフィール
パーソナルファッションコーディネーター
小島 葉子(こじま ようこ)
講師インフォメーション
▼ブログにてほぼ毎日おしゃれ情報を発信中
▼イラストレーター 中島 慶子 ホームページ
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