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梅干しはサプリだ!クエン酸の力で疲れた時は梅干しを!

やずや社員歴19年。健康管理士一般指導員の國重です。 ちょっと知るだけで、健康につながる情報をわかりやすくお届けしていきます。

わたしが学生の頃、夏場のお弁当の定番はもちろん「梅干し」。ご飯のまん中に入れて「日の丸弁当」やおにぎりの具に。暑い夏の時期、ちょうどこの酸っぱさが美味しく感じられてお弁当をモリモリ食べた記憶があります。
体にいいと言われてきた「梅干し」。なんでいいんだろう?
親がいいと言ってたから、体になんか効きそう、と漠然と思っている方が多いと思います。私もその一人。今回はじっくり「梅干しパワー」をお伝えしますね。「梅干博士」と言われる宇都宮先生から学ぶ梅干しの力。なるほど、これはまさにサプリメントです!

梅干しは「酸っぱ〜」

確かに体にいいことは知っているけど、なんでだっけ??
というわけで、季節から新しい梅も取れはじめるので、梅干しのお話をしてみたいと思います。
 梅干しと言えば昔は、自宅で干して作っていました。学校から帰ると庭に干してある梅干しを少しかじって「酸っぱ~」とやっていたのを思い出します。 でも、なんで体にいいんだろう?ということで梅干しの研究なども読んでみましたのでご紹介します。

先人の教えが今にも受け継がれています

梅干しは昔から健康にいいといわれており、平安時代の文献にも薬として使われていたことが記されています。そういえば高校生の頃「弁当に梅干しを入れておくと、夏でも弁当が傷まないから入れておくね」といわ れていたのを思い出しました。これは梅干しに殺菌作用があるため、食中毒の原因菌の増殖を防ぐ効果。親が 知っていたことにビックリ! 先人の知恵ですね。またクエン酸は、疲労回復にも役立つといわれ、午後の部活のために我慢して食べていました。

ただ大人になって梅干しのおいし さもわかり、最近は梅干しの果肉がムチムチしている買ってきたばかりの梅干しも、冷蔵庫の奥のタッパの中 で干からびた梅干しも、どちらも美味しく食べています。(本物の梅干しは腐りません。ただ干からびるのみ)

「梅干」パワー!そのサイエンス!

梅干しと健康を探していくと必ず「梅干博士」(和歌山県立医科大の宇都宮先生)にたどり着きます。 この先生は研究の量がすごい。研究の中でも興味がわいたものは最後にご紹介します。まずは、梅干しに期待できるものとしてクエン酸があります。

1)クエン酸の効能
疲労回復、抗酸化作用が期待できます。クエン酸は体内の細胞のミトコンドリア内で「クエン酸回路」がエネルギーを産出しています。
その上ミネラルやビタミンを吸収しやすくしたり、疲労物質を分解しているのです。

2)鉄
また鉄分も含まれていますので、貧血予防にも役立ちます。以前「鉄」のお話の時に「鉄」は吸収されにくいので、レモンやパセリを一緒に、胃酸を出しながら吸収しやすくして摂ることをお勧めしてましたが、まさに梅干しは ピッタリ。他のミネラルも吸収しやすくするので、食事でとったカルシウムやマグネシウムの吸収など、骨にも 役立ちそう!

3)ポリフェノール
「梅リグナン」というポリフェノールには抗酸化作用があり、活性酸素にも強い。美容にも役立ち そうですね。

4)シリンガレシノール
「梅博士」の研究で一番気になったのは、ピロリ菌や高血圧に強い「シリンガレシノール」高麗人 参にも含まれており、今も研究されているそうです。ピロリ菌は、胃潰瘍や胃がんの原因ともいわれているの で、一日1粒の梅干しは胃潰瘍や胃がんにも役立つということですね。
まさに、梅干しはサプリメント!

「赤紫蘇(しそ)」も負けてません!

「梅干し」の中の赤紫蘇の赤い色はアントシアニンとポリフェノールが含まれています。 博多では紅ショウガの色付けにも使いますね。このアントシアニンが 酸と反応して赤く発色するのだそうです。薫り高い赤紫蘇のにおいはぺリルアルデヒドという成分で、抗菌・防腐 作用があり、しそ油に多く含まれています。βカロテン(ビタミン A)や ビタミン C.E.の抗酸化作用、ビタミン B 群やマグネシウム、カリウム、カ ルシウム、鉄とビタミンミネラルが多種類取れるのもうれしいですね。また紫蘇は、食 用・薬用・香味付に使う「和ハーブ」ともいわれています。
健康生活に、ぜひ「梅干し」と一緒に「赤紫蘇」も食べてくださいね。

他にも「ちょっと知るだけで役立つ健康豆知識」掲載中です!ぜひご活用くださいませ。

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