夫婦関係に「マンネリ」を感じている夫婦が今からできること
ココカラ夫婦物語 講義39|講師:高草木 陽光
夫婦関係に「マンネリ」を感じている夫婦が今からできること
長い結婚生活の中で、多くの夫婦が悩む課題の一つに「マンネリ感」があります。 日々の生活がルーチンになって、結婚初期の新鮮さや情熱が薄れてしまうことは自然なことですが、このままでは夫婦関係が冷えてしまう可能性があります。
マンネリ感を打ち破り、再び新鮮な気持ちで夫婦関係を楽しむために、今からできる具体的な方法を考えてみましょう。
1. コミュニケーションを見直す
マンネリを感じる原因の一つに、夫婦間のコミュニケーション不足が挙げられます。日常の出来事だけでなく、感じていることや考えていることを率直に話すよう“意識”してみましょう。そして、習慣にすることが大事です。なるべくポジティブな言葉を使うことで関係が明るくなります。
また、ただ話すだけでなく、“質問”を投げかけることで、相手の新たな魅力を発見できる可能性も高まりますし、話にしっかり耳を傾けることでコミュニケーションの質が向上します。
2. 新しい体験を共有する
長い結婚生活の中で、同じ場所に住み、同じルーチンで生活していると、新しい刺激がなくなり、マンネリ感が生まれます。そのため、夫婦で新しい体験を共有することは、マンネリ打破の効果的な方法です。
たとえば、スポーツ、料理、旅行、音楽など、夫婦で共通の趣味を見つけて二人で楽しむことができれば理想的です。お金をかけずに始められる趣味も多くありますが、道具を揃えたり準備に時間をかけたりするのも楽しみ方の一つかもしれません。
3. スキンシップを増やす
マンネリ感が漂うと、スキンシップが減り、身体的な距離も心理的な距離も離れてしまうことがよくあります。スキンシップは夫婦関係の親密さを守るために非常に重要な要素です。「いまさら」と思う人も少なくないかもしれませんが、話をしながら肩や腕にタッチする程度でもいいので、積極的に取り入れてみましょう。まずは、「小さなスキンシップを習慣に」を意識しながら過ごしましょう。
4. 夫婦で目標を共有する
マンネリ感を感じる原因の一つに、夫婦が同じ方向に進んでいないという感覚が挙げられます。 夫婦でもお互いに異なる生活リズムや価値観を持っている人も多く、お互いを尊重するあまり自然と距離が生まれたり、マンネリが進んだりすることもあります。これを防ぐためには、夫婦で目標やビジョンを共有することが大切です。
まずは、短期・長期の目標を設定しましょう。たとえば今後3年、5年で達成したいことや、老後のライフスタイルについて話すなどです。夢や希望を語り合って、お互いの考え方を理解し、共にその目標に向かって努力できる環境を作りましょう。 具体的な計画を立てることで、将来への期待を共有することができます。
5. 自己成長を促す
マンネリの原因は、夫婦関係だけでなく、個人の成長の停滞にも関連しています。 それぞれ個人の時間を尊重することで、夫婦関係も穏やかな方向に進みます。
自分の趣味や興味を追求する時間を持つことは、個人としての成長も促進するのです。これにより、新しい視点や経験を夫婦関係に持ち込むことができ、マンネリ感打破につながります。また、自己啓発や新しいスキルの習得など、常に成長し続ける姿勢が大切です。
6. カウンセリングやカップルセラピーを活用する
場合によっては、第三者の視点を取り入れることもマンネリ解消に効果的です。夫婦で話し合っても解決しない場合は、カウンセリングやカップルセラピーを利用するのも一つの方法です。
カウンセラーやセラピストの意見を受けることで、マンネリの原因を客観的に分析し、具体的な改善策を見つけることができます。第三者の視点が入ることで、夫婦間のコミュニケーションが議事になり、関係改善のヒントを得ることができます。
まとめ
夫婦関係にマンネリを感じることは、多くのカップルが経験する自然な現象です。コミュニケーションの改善や新しい体験の共有、スキンシップの見直しなど親子、夫婦関係をリフレッシュするチャンスです。
お互いに成長を見据えて、未来に向けた共通の目標を持つことで、関係は再び新鮮なものへと生まれ変わります。今からできる小さな変化を意識し、夫婦の絆をさらに強めていってくださいね。
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講師プロフィール
高草木 陽光(たかくさぎ・はるみ)
講師インフォメーション
▼著書《なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか》