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ナイアシン(幸せホルモンを助けるビタミンB3)を身近な食品で摂取。不足するとウツと不安になりやすいので要注意!

やずや社員歴19年。健康管理士一般指導員の國重です。 ちょっと知るだけで、健康につながる情報をわかりやすくお届けしていきます。

これから本格的な寒ーい冬が到来。今年は特別な冬です。体調に気をつけて生活しましょう!前回、免疫力が試される時期だけに免疫力アップにタンパク質が必須なこと。そして風邪にかかったかな?と思ったらビタミン摂取のお話をしました。今回はビタミンが心の健康維持に必要だということをお話ししたいと思います!そのビタミンとはビタミンB3(ナイアシン)このナイアシンが不足するとウツと不安になりやすい!と言われています。

心のビタミンB3「ナイアシン」とは?

ビタミンのVitaはラテン語で「生命」を意味します。それほど人が生きていく上でとっても大事な栄養素の1つ。その中でビタミンB3(ナイアシン)が不足するとウツや不安などの精神障害になりやすくなるのだそうです。あまり聞いたことのないナイアシン。このナイアシンが不足すると統合失調症の入り口と言われるほど、心にとって不可欠なビタミンなんです。

ナイアシンの働き

ナイアシンは水溶性ビタミンの1つで、ビタミンB群の仲間。全身で500種類程度の酵素の働きを補助しています。

その働きとしては脂質や糖質の代謝(エネルギー作り)、皮膚粘膜の炎症、高コレステロール、神経症状(統合失調症など)に役立つことで知られています。

不足すると、うつ、幻覚症状、不安、精神障害、口内炎、皮膚炎、胃腸障害、下痢などの原因となると言われています。精神的に影響が出てくるんですね。

ナイアシンのメカニズムは?

ナイアシン_修正[4]

鉄のお話にも出てきた、幸せホルモン「セ ロトニン」の材料はたんぱく質です。そのタンパク質の中のトリプトファンというアミノ酸から「セロトニン」は作られます。トリプトファンが幸せホルモン「セロトニン」に変換する時に必要なのが「鉄」。タンパ ク質と鉄をいっしょにとれば、幸せな気持ちでポジティブに頑張れる日々が送れます。でももしナイアシンが不足してくると、トリプトファンがナイアシンを優先して作ろうとしてしまうので、幸せホルモン「セロトニン」が後回し。せっかくの「セロトニン」が生産されにくくなり、ウツや不安などの精神障害が起こりやすくなるそうです。
ナイアシンを意識した食事をとりましょう!

ナイアシンはどんな食品に含まれてる?

ナイアシン含む食品[1]

ナイアシンを多く含む食品として、カツオの刺身、タラコ、豚レバー、エリンギ、ピーナッツなどが挙げられます。

ナイアシンを摂取するとこんな予防効果が!

ナイアシンは糖質、脂質、たんぱく質の代謝とエネルギーの産生に役立つため、動脈硬化、脳卒中や動脈疾患を減らし、死亡率を減らすと言われます

下記の症状に当てはまる方にはぜひオススメです。

・コレステロール値に異常がある(LDLコレステロールが高い方)
・中性脂肪が高い
・糖尿病
・アレルギー
・ストレスに弱い
・皮膚炎がある方
・アルコールをよく飲む方

寝る前のホットミルクで熟睡効果 

牛乳にはトリプトファンが 入っているので、幸せホルモン「セロトニン」から「メラトニン」が作られます。「メラトニン」の分泌は光によって調節されているそうですので、寝る前にホットミルクを飲むのは理にかなっていま すね。年を重ねるごとにメラトニンは減るそうです。高齢に なるほど睡眠時間が減ってくるのはメラトニンが減ってしまうから。そこでナイ アシンを意識すると幸せホルモンの「セロトニン」や睡眠ホルモンの「メラトニン」生産に役立ちそうです。

ビタミンには色々あるけれど、心に関わるビタミンがあるとは。。

健康診断でコレステロールや中性脂肪、血糖値を指摘された方、お酒をよく飲む方もナイアシンがお勧めです!いいことづくめのビタミンB3(ナイアシン)です。ナイアシンをいつも意識しておくことが大切ですね。

他にも「ちょっと知るだけで役立つ健康豆知識」掲載中です!ぜひご活用くださいませ。

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