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「中性脂肪」が上がる!お酒好き・スィーツ別腹・ラーメン好きの人、お気をつけて!

やずや社員歴19年。健康管理士一般指導員の國重です。 ちょっと知るだけで、健康につながる情報をわかりやすくお届けしていきます。

前回に引き続き健康診断特集です。今回のテーマは「中性脂肪」
中高年の方ならお悩みの1つとなるのがおなか周りにつく脂肪!
私も中高年にお仲間入りしてから、次第におなかの余分な『お肉』が気になりだしました。「この間まではいていたジーパンのウエストがきつくてお腹に食い込んできた!」と食事を減らしましたが、あれから数年経った今「歳だから仕方ない」と開き直って何もしない自分がいます。食事の量を減らしても効果が見えない、もういいやと半分投げやりになっていたのです!

とは言え、健康診断の数値。年々緩やかな右肩上がりとなるとちょっと気になります。今回はそんなお悩みを持つ方に耳寄りなニュースです。それは「中性脂肪をコントロールする簡単な方法」
それと、これは気をつけてもらいたい「中性脂肪は低くても注意が必要」ということです!

ぜひこの機会に高い方も、低い方も参考にしてくださいね!

中性脂肪は『脂肪』をとらなければ上昇しない?


最近ノンオイルのドレッシング使っているし、お肉は赤身で若い時みたいに脂身は食べていないので、きっと数字は下がっているハズ!
そんなあなたは勘違いしています。
中性脂肪だから脂肪を取らなければ上昇しないというわけではないのです。ラーメン命、スイーツ別腹、パスタは大盛りというあなたに読んでいただきたい。本日は「中性脂肪」をコントロールするコツをお伝えします。

「中性脂肪」をコントロールするコツとは?

健康診断の前は、空腹で朝食抜きですよね、コレは食後に中性脂肪が上昇するので、空腹時に採血するのです。健康診断の前日 22 時間前までに食事を済ませる飲酒も21 時までなんて言われます。前日のお菓子くらいならいいかな?と思ってもその時間前にたくさん食べていると「中性脂肪」を上げる可能性ありです。

202107健康豆知識_健康診断結果

中性脂肪の役割とは!

静脈から注射器で血液を採取して、血中中性脂肪の量を測ります。すると中性脂肪が高い、低いという判定が出ます。血中にエネルギーがあるときは生活時のエネルギーとして使われています。人間は飢餓状態にならないように、使われなかったエネルギーを中性脂肪として保存するようにできています。このエネルギーは脂質、糖質、たんぱく質を食べた後に作られます。
厄介なのは糖質。糖質は胃や腸で分解され一旦ブドウ糖になります。そしてエネルギー源として使われるため に全身に運ばれます。しかし、ブドウ糖を使わなければ血液中に余ってしまい、細胞内で脂肪酸が合成され、体内の脂肪細胞に蓄えられてしまいます。それが、皮下脂肪であり内臓脂肪なのです。 ちなみにお酒好きは、中性脂肪は上がります!

「中性脂肪」が高い原因と糖質の関係は?

中性脂肪が高いという事は、運動が少ない、食べる量が多い、糖質(ジュースや砂糖なども含む)が多いという事が考えられますが、この中でも糖質が厄介で、糖質を食べて血糖値が上昇すると、インスリンが出て血中にある中性脂肪を蓄えようとしていきます。なので、たんぱく質や脂肪より糖質が厄介なのです。

仕組みを知って糖質をコントロールしよう!

ただこの仕組みを知っておくと、コントロールしやすいでのす。例えば食後の運動や作業は血中のブドウ糖を使います。運動できない人は読書でもOK、1.5 時間の読書は 30分の軽いウォーキングと同じエネルギー消費に相当します。そのため、食事のあとは横になってテレビを見るという習慣が一番よくなさそうです。夕食の後は片付けや入浴、読書などで、少しでもエネルギーを使って中性脂肪をコントロールしていきましょう。中性脂肪が多いと、前回のコレステロールの回のLDLを増やし、HDLを減らすことになり、どろどろ血液、血管系のトラブルの元になると考えられています。

202107健康豆知識_消費エネルギー

「中性脂肪」が低い場合の症状

中性脂肪が低い場合は、食事のカロリーが少ない、肝臓の機能が低下、低たんぱく状態などいろんな理由が考えられます。また、ダイエットしている場合や、体を動かすお仕事などの場合も低い場合があります。血液中のエネル ギーが少ないわけですので、疲れやすかったり休んでも疲労感が消えないなどの症状を感じるかもしれません。また脂溶性のビタミン(A.D.E.K)が運ばれませんので肌あれや抜け毛免疫力の低下などを起こすこともありま す。中性脂肪は、体温の調節に関係しており低体温の原因の一つにもなります。

中性脂肪を上げる方法

中性脂肪を上げる方法は、
1)  3食食べる(朝抜かない)
2)  過度な運動やダイエットを控える
3)  糖質と脂質を極端に抜かない。
食事に気をつけて、肉や乳 製品などの脂肪酸も大切!低いのは気にしなくていいと考えずに、自分でコントロールしましょう。もちろん高い、低いどちらも食事以外の原因も考えられますので、頑張っても変わらない場合は、原因を探してください。

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