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血圧が高いのは「生活習慣を変えて!」のサインです。ストレスを減らすことも大切です!

やずや社員歴19年。健康管理士一般指導員の國重です。 ちょっと知るだけで、健康につながる情報をわかりやすくお届けしていきます。

今回は健康診断特集第3弾「血圧」がテーマです。
第1弾が「コレステロール」そして第2弾は「中性脂肪」そして最後の第3弾「血圧」で、検査項目の気になるベスト3をお伝えすることになります。

上記ベスト3の中で女性にとって関心が低いのが「血圧」のようです。
「私、血圧が低いから高血圧とは無関係」と思う方は案外多いと思います。

ところが血圧は変化するんです。加齢に伴い高血圧になる人が増加すると言われています。
実際、低血圧とだった母が65歳から徐々に血圧が上がり、90代の今は血圧の薬を欠かせないようになりました。想像もしなかったことです!
もちろん血圧を下げる薬を飲むことは大事ですが「なりにくい体を作る」ことも大事ですね!
今回は高血圧を生み出す原因を知ることで血圧をコントロールできる情報をお伝えします。診断結果で血圧の数値が上がったらそれは「生活習慣を見直すための大事なサイン」です。
このサインを見逃さず、健やかな人生を過ごすことを心がけてくださいね!

血圧のメカニズムを知ろう!

動脈の血流を測るのが普通の健康診断で測るいわゆる「血圧」です。

 血圧は「血圧=心拍出量×抹消血管抵抗」で計算できます。「心拍出量」は心臓から送り出される血液の量「末梢血管抵抗」「抹消動脈の血液の流れにくさ」と考えましょう。どちらも問題がなければ、人の持つ調整機能(ホメオスターシス)で血圧は正常に保たれています。しかし、どちらかに問題が出ると血圧は上昇してしまいます。

例えば、塩分(ナトリウム)と他のミネラルのバランスガが崩れると腎臓の尿細管で水分の再吸収を促進し血液の量を増やします。またナトリウムが増えると血管をむくませ、血管を収縮させる。ナトリウムは交感神経を刺激するため、血圧の上昇の原因になるという報告もあります。このような食塩で血圧が上がる人は「食塩感受性」タイプと考えられています。

高血圧8つの予防

高血圧を生み出す原因は?

ナトリウムの摂りすぎも含めて原因を考えてみたところ、

1)運動不足やBMIの増加(肥満)
2)血中脂質の増加(脂質異常症)
3)   喫煙や高血糖・ストレスの放置(動脈硬化)
4)   加齢による複合した要因(末梢血管抵抗の増加)

つまり、これらの原因が「生活習慣の結果が高血圧」を生み出していると考えてください。
心当たりありませんか?

高血圧は結果です!

「高血圧を放置しておくと、他の循環器系の病気になるので恐ろしいですよ」といわれたり、「高血圧を放置しておくと高血圧が原因で、脳梗塞や心筋梗塞になりますよ」という話を聞いたりするので、やっぱり治療しなきゃと思うかもしれません。ただ、ここまで読んで「ピン! 」ときた人もいると思います。高血圧は結果であり、原因ではないのです。過度なストレスの中で生活することは、血圧を上昇させます。体重の増加やメタボは、血管の長さも増え血量も増え、血液を送る力(血圧)も必要になります。脂質異常症(昔の高脂血症)は血液の粘度を高めるため末梢血管抵抗が影響を受けます。その結果が高血圧を生み出しているのです。

薬を飲んで血圧を下げればいい?

高血圧は危険だから血圧を下げましょうね。「はい、お薬を飲んでください。」と素直に先生が出されたお薬で、血圧を下げることが最終目的ではないということです。加齢とともに血圧が気になる数値になった場合には放置ではなく、今の生活を見直すタイミングです。何か生活習慣を変えて欲しいという体からのサインなのです。(年を取るという事です)

生活習慣を見直そう!

自分の血圧を自分でコントロールすることは難しいかもしれません。ただ、自分のタイプを知るだけでも、コントロールのヒントになるかもしれません。食塩感受性の方はナトリウムを排出するカリウムを摂るとナトリウムを排出してくれます。 20 代と同じ体重になれるわけではありませんが、体重のコントロールは、血圧のコントロールにも重要です。そのためには、食事や、日々の運動などできるものからはじめましょう。初期なら、上記の予防方法で自分に当てはまるもの2つくらい実行することで安定すると考えられます。
あくまで、お薬は最後の手段です。
さあ、まずは生活習慣を見直してみてくださいね。

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