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何回も読む本は

だんだんと日が暮れるのが早くなっている。
近所の広場のスピーカーから聞こえてくる「お帰りチャイム♪」の音も冬時間になったようだ。

夜はグッと過ごしやすくなったように感じる。
夜飲む飲み物は、温かい物が欲しくなるし、季節も身体も秋仕様になっていくのだなと思う。
ホッとウイスキーなんていいね〜〜。
ビデオ観たりラジオ聴いたり・・・と一人の夜は更けていく〜。

ちょっと手持ちぶさたの時、手に取るのは何回も読んだ本だ。
「マリオネット」は大好きな絵本。
ガブリエル・バンサンという画家の絵だ。
も〜少年が可愛い可愛い。
気持ちがズンズン伝わってくる絵本。
文字が全くないの〜!
擦り切れたページ、相当何度もストーリーを読んだのだろうな〜と改めて自分に感心するわ。

「アンガスとあひる」「まいごのアンガス」は黒のテリアが主人公のシリーズの絵本だ。
犬はもちろん色んな動物が登場し走り回る♪
ワクワクするのは大人になっても何度読んでも変わらない。
「どろんこハリー」もシリーズの犬の絵本。
少ない色使いがまたおしゃれだなあ。

「おもちゃのいいわけ」は彫刻家の舟越桂さんが自分のお子さんたちに作ってあげたおもちゃの写真集。エッセイも。
芸術家の作られたおもちゃは素晴らしく、でも愛情が溢れてるところがいい!
木端に色を塗って小さな家を作られ、私もマネして子どもらに作った思い出あり。
革の手袋で作った人形も可愛い。
遊びぬかれたのだろう、汚れ具合も可愛さをより一層引き立てる不思議。
手作りっていいな〜と心の底から思える本。
手芸工作の参考書にも!!

「チープシック」ほど読み重ねた本ってない。
22才の時、本屋さんに買いに行ったのを覚えているよ〜売り切れで、注文し待つこと12日間・・・。そんな時代だったけれど、待つ時間の気分も忘れがたし。
おしゃれの基本を学んだような気がする。
まだ時々ペラペラとめくっては確かめたり、発見したりしている。

何度も読む本は、安心感満々でどの本のどのページから見ても読んでも満足感を得られる。
優しい友だ!

またクリスマスの絵本や季節の風景の描かれている絵本は、広げて飾ってもいい。
絵と調和するような花や小物をいっしょに並べても。

読んで、見て、感じるのが絵本。
それはいくつになっても変わらんねえ。

おもちゃのいいわけ 舟越桂 1997年初版 すえもりブックス発行

チープシック カテリーヌ・ミリネア+キャロル・トロイ 片岡義男・訳 1977年初版 草思社発行

マリオネット ガブリエル・バンサン 1993年初版 ブックローン出版

どろんこハリー ジーン・ジオン文 マーガレット・ブロイ・グレアム絵
わたなべしげお訳1964年初版 福音館書店

アンガスとあひる まいごのアンガス マージョリー・フラック絵・作 瀬田貞二訳1974年初版 福音館書店

どの本も生き抜いてるって感じです。
手に取るチャンスがあったらいいな〜♬

ココカラPark編集部より
何回も読める本は、安心感だけでなく、ワクワク・ドキドキできたり、アイデアをもらえたりして、本田先生の「優しい友」という表現がとてもしっくりときて、心に残りました。
さっそく週末に自分の本棚に眠っている、「とっておき本」との再会を楽しみたいと思ってます♪
皆さまのお気に入りの本はどんな本でしょうか。
読書の秋、少し涼しくなった風を感じながら、お散歩がてら、目に心に引っかかる本を探しに行くのもいいですね^^!

この記事で初めて本田先生のことをお知りになった方は、自己紹介もお読みくださいませ。

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