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夫が何気なく言っている「妻を不機嫌にさせる言葉」5選

ココカラ夫婦物語 講義34|講師:高草木 陽光
夫が何気なく言っている「妻を不機嫌にさせる言葉」5選

男性からよく聞くのは、「なぜ妻が怒っているのかわからない」という話。

それに対し妻からは、「無神経すぎる」「相手の気持ちになって考えていない」「常に人任せ」という意見が多数。

そこで今回は、世の中の多くの男性が女性に対して思っている「どうして怒っているの?」「なんで急に不機嫌になるの?」という疑問にお答えしていこうと思います。

妻を不機嫌にさせる「何気ない言葉」

1:「なんでもいいよ」

「何を食べたい?」「何処に行きたい?」「子どもの〜どうする?」。
貴方も、妻からこのような質問をされたことがあるのではないでしょうか。

そんなとき、「なんでもいいよ」「何処でもいいよ」「任せるよ」と返答している夫は、妻をイラっとさせる名人かもしれません。でも、夫は「良かれ」と思って、そのような返答をしている人が多いようですが……。

実は、それが大間違い!

「なんでもいいよ」「何処でもいいよ」「任せるよ」という返答は、妻にとっては「何も考えていない」「全部、私任せで無責任」だと感じてしまうのです。

「今日は、肉が食べたいな」「久しぶりに海に行こうか」「〜はどうかな?」など、自分の意見を伝えた方が、妻が考える負担が減るし「真剣に向き合ってくれている」と感じるため、妻にとっては楽であり、ありがたいのです。

とは言っても、貴方の意見が100%反映されるかどうかは妻の気分次第となりますが……。

2:「言ってくれればやったのに」

いつも以上に忙しそうにしている妻を目撃したことはありませんか?
気付けば、ほとんどの家事を1人で終わらせ、グッタリしていたり……。

そこで貴方が一言。
「言ってくれればやったのに〜」。

夫の言葉に妻のイライラは頂点に達します。
「大変なのがわかっているなら、言わなくてもやってよ!!」と妻。

「何も言われてないから動かない」は、あまりにも不親切です。
鈍感な男性は、日頃から意識する努力はもちろんのこと、「気付けるようにしているけど、察するのが苦手だから何かしてほしいことがあったら、すぐに言ってね」と事前に伝えておくことをオススメします。

3:「後でやればいいよ」

急にリビングを片付けだしたり、食後すぐに洗い物を始めたり、そんな妻も少なくありません。

そこで貴方は妻に“気を遣って”、「後でやればいいよ」と言ったりしていませんか?
実はその言葉、ちっとも「気遣い」になってはいないのです。

なぜなら、「後でやればいいよ」ということは、後からやるのも「妻」だという前提だからです。
妻にとっては、今やっても、後からやっても同じこと。
妻を気遣うのであれば、「それは僕がするから、君はゆっくりしていて」と言ってあげましょう。

4:「晩メシまだ?」

正社員であろうがパートであろうが、妻が仕事をしている身なのであれば「晩メシまだ?」という前に、自ら動いて少しでも妻の負担が減るようにしてみてはいかがでしょう?

いつもよりも夕飯の準備が遅れているということは、たとえば「妻の仕事が長引いたのかな?」とか「子どもがグズって思うように家事が進まなかったのかな?」など、想像することで言動が大きく違ってくるかと思います。

仮に、夫が“洗い物担当”であったとしても「夕飯の準備をしてはいけない」というわけではありません。臨機応変にお互いに助け合いましょう。

5:「手伝うよ」

夫婦の家事分担が一般的になってきている今日この頃ですが、現実にはまだまだ夫の意識は低く、妻の負担は思ったよりも減っていません。

そこで、夫がつい言いがちなのが、家事や育児をしている妻に向かって「手伝おうか?」とか「僕も手伝うよ」という声かけ。

私としては個人的に、それほど違和感はないのですが「手伝う」という言葉や表現に敏感に反応する女性が増えているのは事実です。
家事や育児に関して「手伝う」という言い方をするということは、「元々は、自分の“仕事”ではなく妻の仕事」だと言われているように感じるため、怒りの感情が湧き上がってしまうのです。

いままで無意識に言っていたという夫は、今後は「僕がするよ」とか「一緒にしよう」と言ってみるといいかもしれません。

まとめ

これを読んだ男性は、改めて「女って、めんどくさい」と思ったかもしれませんね。

でも、夫婦関係に限らず、ある程度「めんどくさいこと」をしなければ良好な人間関係は保てません。
今後、長期的な夫婦関係を望んでいないなら「めんどくさい」で終わらせてしまうのもわかります。

しかし、今後も妻と子どもたちと一緒に幸せに過ごしていきたいと思うならば、「めんどくさい」だけで終わらせるのではなく、妻の気持ちに寄り添って、自分の言動を改めて考えてみることは必要なのではないでしょうか。

今後の夫婦関係、人間関係の向上にお役立ていただければ幸いです。

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講師プロフィール

高草木 陽光(たかくさぎ・はるみ)

夫婦問題カウンセラーとなり、これまで、およそ1万人のカウンセリングを行う。「直そうとしないで、わかろうとするカウンセリング」をモットーに、夫婦問題で悩みを抱えている人の心に寄り添いながら、解決への糸口に向けてお手伝いをしている。
美容師、育毛カウンセラーを経て、結婚を機に専業主婦となったが、夫の束縛や価値観の押し付けに違和感を覚え、「結婚生活とは何か」ということを深く考え始める。「離婚カウンセラー」という職業があることを知り、自分たち夫婦だけでなく、夫婦関係で悩んでいる人たちのために必ず役に立つと確信し、2009年に「NPO法人日本家族問題相談連盟」の認定資格を取得。【メディア実績】
・NHK総合「ニュース シブ5時」「あさイチ」
・フジテレビ「ホンマでっか!?TV」「ノンストップ!」「バイキング」
・TBS「ビビット」「グッとラック!」
・テレビ朝日「羽鳥慎一 モーニュングショー」他。
【著書】
・なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか(左右社)
・心が折れそうな夫のためのモラハラ妻解決BOOK(左右社)

講師インフォメーション

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▼著書《なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか》

▼著書《心が折れそうな夫のためのモラハラ妻解決BOOK》

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