姿勢とからだの関係〜自律神経編〜
キレイと健康♡姿勢 講義3|講師:田中 久美子
姿勢とからだの関係〜自律神経編〜
体調はいかがですか?
暖かい日があったり急に寒くなったりと、おまけに花粉も舞っていて・・・(泣)
それって、自律神経が乱れるきっかけになってしまうんです。すると免疫力が下がって体調を崩すことも。
そこで今回は、不調を良くしてからだの免疫をアップさせるための自律神経のバランスを整えるセルフケアをご紹介しますね。
たった1分でスッキリ!首押しケア
布団などに仰向けになり、90度くらいに膝を曲げます。(腰に負担がかかりにくいです)
頭と首の境目を(後頭部の首との境目にある骨の下)中指を中心として親指を除く4指で、下から持ち上げるような感じで片方ずつほぐします。
左側は右手で、右側は左手でおこないます。
イタ気持ちいい場所が見つかったら、10秒そのままキープ。
左右10秒ずつ×3セット
※この時、頭の重さを利用するようにすると圧が入りやすいです。
いつおこなってもいいのですが、夜寝る前がおすすめ!
気持ちよくなったらそのまま寝てしまってもOK。私はよくそのまま寝落ちしています。(笑)
不眠にもおすすめです♡
働きものの自律神経^ ^
少し自律神経のお話をしますね。
私たちが生きていくために大切な、心臓を動かす、呼吸や発汗、消化などを24時間絶え間なく調整してくれているのが自律神経です。
そして実はとても繊細・・・。気温など環境の変化、また私たちの心の動きに敏感に反応。(まるで思春期の頃のよう)
バランスがいいときはからだの調子がいいし、バランスが崩れると不調になったり気分がふさぐなど精神的にも影響が出ます。
自律神経系の乱れる原因
1.ストレス
子育てや仕事、人間関係、からだの痛みや不調、気温の変化などそのすべてがストレスになります。そしてストレスを感じると体温が下がります。
体温の低下は免疫力を下げます。(がん細胞は35度台が好き!)
ちなみに体温が36.5度〜37度だと理想的です。
2.生活リズムの乱れ
規則正しい生活を心がけましょう。
特に目から入る光は脳を疲れさせるので、就寝前のスマホはできるだけ控えます。
例えばお気に入りの入浴剤の香りに身を委ねながらゆっくりお風呂に浸かる・・・ちょっとしたことでからだと心もリラックス。質のいい睡眠を目指しましょう。
(前回ご紹介したケアを寝る前にするのもおすすめです♪)
3.食べ過ぎ
食べた分だけ胃腸が働き続けることに。消化のためのエネルギー(血液など)を送り続ける結果、手足の冷えにも繋がってしまいます。
また、甘いものの摂りすぎに注意!砂糖はからだを冷やしますし血糖値が上がるので、がんが喜びます。甘いものは“ほどほど”にね。(笑)
4.姿勢の悪さ
姿勢が悪いと自律神経がうまく機能しません。
猫背をイメージしてみてください。背中が丸くなって首が前へ出ると首や肩、背中の筋肉が固まってしまいます。
すると→血流が悪くなる→冷える→筋肉が固まる→神経を圧迫してうまく機能しないといった悪循環になります。
普段、治療院では、頭から首にかけての施術を必ず行います。
痛みが緩和され姿勢が良くなるだけでなく自律神経が整うので患者様の手足がその場で温かくなります♪
たったの1分で首まわりがすっきりして、自律神経を整えるセルフケア。
ぜひ、毎日続けてみてくだいね♪
はじめは押す場所がわかりにくいかもしれませんが、少し位置をずらしたりして続けていくうちに、「あ!ここかも?」っていうポイントがつかめてきますから、ぜひ、めげずにやって見てください!
◆追記◆
理想の体温は36.5~37度とお伝えしました。
自分はそこまで高くないなあとあきらめないでくださいね!
まずはからだを冷やさないように意識するところからはじめましょう。
私はいつも“3つの首” を意識しています。
首・手首・足首。この3箇所を冷やさないよう気をつける。
気温の低いときや風の当たる場所では、首にストールやスカーフを巻いたり(大判のハンカチでもOK)、手首が出ない袖丈にする。
またパンツは足首が隠れる丈を選ぶ。(おしゃれの時以外は流行りでもアンクル丈パンツは履かないです。笑)
足元は冷えやすいのでレッグウォーマーを都度使います。
昔おばあちゃんが「女の子は冷やしちゃいかん。足を出さんように。」と度々言っていたのを思い出しました。
その通りだわ・・・おばあちゃん、ありがとう♡
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講師プロフィール
整体師、セラピスト
田中 久美子(たなか・くみこ)
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