姿勢とからだの関係〜ハート編〜
キレイと健康♡姿勢 講義4|講師:田中 久美子
姿勢とからだの関係〜ハート編〜
日本人のおよそ8割は猫背といわれますが、日頃の思考の癖が姿勢をつくります。えっ?と、少し驚かれた方もいらっしゃるかもしれません。
ちょっとイメージしてみてください。
喜びを感じると口角が上がって晴れやかな表情になりますし、怒りは口角が下がって眉間にシワが寄ります。
さらに首や肩の筋肉もギュッと強張ります。
恐れがあると肩がすくむし、悲しい時、辛い時、自信を無くした時などは背中が丸くなって、胸が閉じてしまう・・・というように、感情はからだに現れます。
そして、悲観的、怒りっぽい、せっかち、ネガテイブなど、思考の癖もからだに出てきます。
これまで2万人の姿勢を治してきた猫背矯正の師匠、小林篤史先生は「背中は生き様」とおっしゃいます。日々の生き方、考え方がその人の姿勢をつくるのです。
私が普段、施術をさせていただいている猫背矯正治療院には、「⻑年の猫背を治したい」「どうにかして見た目を変えたい」「病院へ行っても具合が良くならない・・・」といった方がご来院なさいますが、ある70代の方もそんなひとりでした。
介護の仕事をする彼女は、声に張りがあって一見するとお元気そうなのですが、姿勢はというと、肩が前の方に巻き込み胸が閉じた猫背でした。
そしてとても生真面目な上に、いつも心配事が頭をぐるぐるしていました。
その後、定期的に施術を受けてセルフケアを続けるうちに、少しずつ胸が開いて姿勢が良くなり・・・半年経った今では、表情も明るく以前より若々しくなりました!
ご本人も⻑年の不調を感じなくなったと喜んでくださっています。
ちなみに、気持ちがわくわくしたりすると肌はツヤツヤ〜お化粧のノリも良くなったりしませんか?
安心感に包まれ、穏やかで過ごすことで、いつの間にか不調が消えて無くなるなんてことも起こります。
私は、家族優先の考えから、自愛しからだを整えることを意識するようになってから「自分が〇〇せねば・・・」といった癖が自然に離れていきました。
そうして、からだが軽やかになり、気づいたら不調も軽減していました。
まずは、からだから。姿勢を整えることを意識してみてくださいね♡
今回は、ハートが喜ぶ、“胸を開いてストレス緩和!姿勢も良くなるストレッチ”をご紹介します。
よく、姿勢をよくするための方法として、肩甲骨を寄せる方が多いかと思いますが、それは、いっときに過ぎません。
日頃の猫背を良くするには、背中の骨(脊椎)の動きと、胸の骨(胸郭)の動きをつけていくことがポイントになりますから、これからご紹介する、よい呼吸をするために欠かせない胸のストレッチを実践してみてくださいね。
まず、お気に入りのペンを1本用意しましょう。
(ペンはなんでもいいのですが、笑。些細なわくわくを大切にしたいです!)
座っていてもできますが、できれば立って、ゆったりした気持ちでおこないましょう。お気に入りのアロマの香りに包まれながら・・・もおすすめです。
いかがですか?スーッと胸が開いてスッキリしましたか?
大きく息をすることで、たっぷり酸素を取り込めます。
酸素が行き渡るとからだの巡りが良くなって血流も良くなります。
部屋の空気を入れ替えるタイミングにやってみてはいかがでしょうか?
胸の動きをつけて、ハートを開きましょう♡
合言葉は、“やったもん勝ち!”ですよ♪
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講師プロフィール
整体師、セラピスト
田中 久美子(たなか・くみこ)
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