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タンパク質抜きのダイエットはヤバイ!

やずや社員歴19年。健康管理士一般指導員の國重です。
ちょっと知るだけで、健康につながる情報をお届けいたします。
今回は、全身を作りあげるのに欠かせない栄養素「タンパク質」を取り上げてみたいと思います。

冒頭少し、難しいかもしれませんが、なるべく噛み砕いてお伝えしたいと思いますので、ぜひ最後までお読みくださいませ。

お肌と同じターンオーバーは、筋肉でも血液でもホルモンでも起きている!

人間の体の中の「タンパク質」は常に異化(破壊)と同化(合成)を繰り返すアミノ酸の集合体です。この同化と異化が同じレベルで保たれていれば、健康を保つことができますが、同化よりも異化が勝ると、「老化する」 「病気になる」という事になってしまいます。この同化と異化の繰り返しがタンパク質の動的平衡です。どうして、体を毎日作り変えるような非効率なことうを行う必要があるの?と不思議に思った方、さらに読み進めてください。

例えば「お肌」は毎日入れ替わっています。タンパク質で作られているので、約 28 日でターンオーバー(お肌の新陳代謝)し、新しいお肌に変わります。
しかし、お肌は昨日のお肌と見た目に変わりはありません。このターンオーバーと同じ現象が、筋肉でも血液でもホルモンでも(体内でタンパク質で作られているところで)起きているのです。常に入れ替わっているが、異化と同化の平衡が保たれている状態です。

このおかげで、生物は外的環境の変化に自ら順応し、傷ついたタンパク質を取り除くことができ、体 (組織)を健全な状態に保つことができるのだそうです。

毎日どのくらいのタンパク質が必要なの?

では、動的平衡がわかったところで、健全な体の状態を保つためには、タンパク質を毎日どのくらいとればいいのでしょうか?
1日の目安摂取量:タンパク質の必要量は自分の体重×1g(〜1.5g)
例)体重60kgの場合 60gのタンパク質が必要

しかし、ストレスが多い時や、体を使う仕事をしている人はタンパク質の必要量が多くなります。

なぜ、こんなにもタンパク質の摂取が必要なのか?

前回のお話し「鉄不足」でも鉄分を貯蔵する時、運搬する時にタンパク質が必要でした。他にもお薬を目的地へ運ぶのもアルブミンというタンパク質です。そのためタンパク質が少ないと薬の効き目がよくないことになり、薬の量が増えてしまいます。神経伝達物質もタンパク質なので、「嬉しい」「悲しい」「幸せ」を感じて生活できるのもタンパク質のおかげです。 ちなみにダイエットする時に、糖質、脂肪を全く食べないのはよくありません。制限すると、食事から得られるエネルギーの代わりにタンパク質が生活のエネルギーとして使われてしまうので、本来なら同化に使われるはずのタンパク質が消費されてしまうからです。
そのため、ダイエットで糖質制限などする場合は、いつも以上にタンパク質を摂った方が良いのです。タンパク質は、お肌も髪も爪も作るために必要な材料なので、きれいにダイエットしたい人には必須の栄養素になります。
しかも、タンパク質を作るとき、アミノ酸とアミノ酸がつながるペプチド結合では新たに水分子ができます。タンパク質を十分に摂れている人は、ペプチド結合が盛んな赤ちゃん〜10代の頃のように瑞々しいお肌にも内側からなることができるのです。

タンパク質不足の解消は朝食から!

「イライラする」「お肌に張りがない」「髪の毛にこしがない」
こんなタンパク質不足は、異化が優位になっていると考えられます。異化が優位になっていると一度破壊されたタンパク質から古いアミノ酸を再利用して新しい細胞を作ります。古い材料でお家を建てて欲しくないですよねっ。
(つまり、タンパク質を摂取しないと体の中の古いアミノ酸でなんとか補おうと体内では頑張っているのですが・・・)
タンパク質不足解消のポイントは朝食です。朝から和食がやっぱりオススメです!

<高タンパク質食材の目安量>
卵1個   ・・・・・・・・6g
納豆1パック   ・・・・・6g
豆腐1/2 ・・・・・・・  9g
スライスチーズ 1 枚・・ 4g
鮭100g ・・・・・・・22g

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朝からタンパク質を摂取しない場合と朝昼夜と均等にタンパク質を摂取した場合では筋肉を作る効率が25%も違うそうです。
朝からタンパク質、これが理想のダイエット!健やかな身体作りですね!

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