Over 60 near70
やすえさんと知り合ったのは、3年くらい前になるだろうか。
共通の友だちを介してのことだった。
健康のこと、親の介護のこと、おしゃれのことなど、話題に困ることなくおしゃべり〜。
そのころ、
「自宅でエアビー(Air bnb)を始めるために、今いろいろ忙しいのよ」
とも言っておられた。
エアビーというのがどういうシステムでどんなものかも知らなかったので
「民泊」とざっくりと理解していただけの私。
真鶴(まなづる)在住のやすえさん。
昨年、書類上の手続きやらお部屋の準備も整われ、昨年オープン!と。
コロナ禍ってこともありそうそう順調なスタートではなかったようだけれど、だんだんと軌道に乗ってきているとのことだ。
「良かったね〜」と話を聞きながら、オープンとか軌道とかいうより、やすえさん自身の生活スタイルに感動した私である。
3人の息子さんを育て上げたのちの、長年にわたる親御さんの介護生活。
それからご自身の大病。でも復活!!!
そこからがすごいなあ〜と思ったこと!自宅をリフォームして、お客さまを招く、という仕事を始められたというのだ。
キラッキラした目で、経緯など話すやすえさんはnear70。
バイタリティー溢るるって感じではぜんぜんなくて、やりたいようにやってるだけ♪というムードが漂っている。
趣味で集められた食器たち、使ってこそ!とお客さんも日常に。
家を出られた息子さんの部屋だった一室を、エアビー用にリフォーム。
ドレッサーも自分で塗り直して。
キッチンもフリーで、誰でも使えるように。
「いつもきれいにするようになっていいわよ」だって!
キッチン脇のベランダにはBBQのセットも準備完了。
居間は、オープンスペースとしても活用。
さりげな〜く、母上の画を飾って。
何かを始めたいと思う時、年齢ってあんまり関係ないと思いつつも、二の足を踏んでしまうことも多々ある。
「いろいろあったからこそ、やりたいことやろうと思ってるの」
というやすえさんの軽やかな言葉にひそむ重みがジーンとわかるのは、同年代だからこそだろう。
お客さまを受け入れて、真鶴を案内したり、朝食をいっしょに食べたり、お部屋の準備したり・・・がとても楽しいということ。
家に対する愛着が戻ってくるそうだ。ちょっとわかるような気がした。
また、案内するたびに、生まれ育った真鶴がより好きになり、生まれ育ったところの再発見ができた喜びもあったそう。(若いころはあんまり好きじゃなかったんだって・・・)
人は人によって影響を受けあったり、考えるきっかけをもらったり、新たなドアを開けたりする。
何か始めるの、もう遅いからNG(体力や年齢的にね)と考えるより、GO!の思いを尊重したい。
Over60near70こその可能性はありあり。
子どもの自立や、親の看取り、配偶者との新たな築きも含め、これからも「人生は基本バラ色」でいきたいと思うよ。
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「エアビー」というの、ここでは長くなるので説明しませんが、おもしろいシステムです。
検索すれば、サクサクと出てくるので見てください。
やすえさんの真鶴お宅「MOON」のエアビーのアドレスを入れておきます。
Airbnb:バケーションレンタルやログハウス、ビーチハウスなどのユニークな宿泊先と体験
やすえさんとご主人。
お二人でホストになるそう。
ご主人の協力大!
そして何より頼りになるのは、3人の息子さんたちってイイネ!near70
ココカラPARK編集部より
本田先生も年齢を感じさせない好奇心・行動力をお持ちだと思っていましたが、さらにその上を行くバイタリティーをお持ちのやすえさん!
「いろいろあったからこそ、やりたいことやろうと思ってるの」
やすえさんのこの言葉に触発され、むくむくとチャレンジ精神がわいてきた先生の姿が思い浮かびます。
「何か始めるの、もう遅いからNG(体力や年齢的にね)と考えるより、GO!の思いを尊重したい。」
この言葉、胸に染みてきました。
年齢はただの数字と割りきれず、歳を言い訳にやらずじまいなんてことは、30代だって、40代だってある気がします。
いくつになってもやりたいと思ったときが始めどきですね♫
この記事で初めて本田先生のことをお知りになった方は、自己紹介もお読みくださいませ。