今日からはじめる薬膳料理(第1回)|ココカラ大学講師:パン・ウェイ
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今日からはじめる薬膳料理(第1回)|ココカラ大学講師:パン・ウェイ

ココカラPARK byやずや
この講座は公開から2週間は無料でご覧いただけます。

「薬膳料理」と聞くと、みなさんはどのような料理をイメージしますか?

薬膳料理の根底にはその食養生という思想があり、私が今回ご紹介する薬膳料理は、中国で普段から食べている家庭料理です。

中国では「医者や薬に頼る前に毎日の食事で健康を維持しよう」という発想が、紀元前からずっと受け継がれています。

病気になってから治すのではなく、日々「食」に気を配り、病気にならないことが重要です。

この講義を通じてぜひ覚えていただきたいのは、「自分の体の声を聞きながら食事をする」ということ。
その時々の自分の体にあった食事をすることがとても大切です。

たとえば、私はときどき、無性にひとつのものを食べたくなります。

あるときはお皿いっぱいのきくらげだったり、またあるときは、山ほどのチョコレートだったり。

きくらげが欲しいときは、食物繊維が足りていないという体からの声ですし、チョコレートがほしくなるのは、疲れや体が冷えていることを伝えるサイン。

体は正直なもので、そのとき体が必要としているものは、不思議とおいしく感じるようにできているのです。

みなさんも、自分の体の声に耳をすまし、自分の健康状態にぴったりの食事を摂るようにしていきましょう。

では、どのようなときに、何を食べるのがよいのでしょうか。
そのヒントをこれから皆さんにお話していきたいと思います。

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薬膳料理とは

薬膳料理の目的は、大きく分けて3つあります。

1つ目は、元気を維持すること
2つ目は、病気を防ぐこと
3つ目が、未病をなくすこと

です。

未病とは、病気ほどではないけれど、健康でもない状態のこと。

軽い貧血などのように、病院で病気と診断されるほどではないけれども自覚症状のある状態ですね。

このような場合、中国では薬に頼る前に食事で改善をはかります。

たとえば、女の子同士で「顔色が悪いから、レバーをいっぱい食べてね」と声をかけ合ったり、寒い季節にはさようならの代わりに「羊肉を食べようね」と言って別れたり(羊肉は体を温めるからです)

食事で健康を維持しようとする発想が日常の中に溶け込んでいるのです。

ですから、薬膳料理は一般的なスーパーで揃えられる、身近な食材や調味料を使います。

たとえば、肩こりに悩む方は、黒ゴマ大さじ2分の1を半ずりにして料理にかけると、肩こりが改善します。

目が疲れたときはピーマンを蒸して召し上がってください。
胃が弱っていると感じたら長芋をすりおろしてほかの野菜にかけて。

このように食材の特徴や、選び方の知恵をもてば、日々の食事が「薬膳料理」となるのです。

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今の食事が5年後の体をつくる

「今日の食事は、3年後、5年後の自分の体をつくる」と考えるのが薬膳料理です。

似た発想をもつのが、漢方薬。
みなさんも薬局や病院で、漢方薬は継続することで効果が出てくる、と言われたことはありませんか?

漢方薬は即効性を期待するものではなく、毎日継続して飲み、3ヶ月くらいすると効果があらわれ始めるもの。

薬膳料理も同じです。
今日明日という短いスパンではなく、将来の体をつくるための食事なのです。数年後、体質の変わった自分を想像しながら毎日の食事を楽しんでみてください。

もしあなたが今健康で過ごせているなら、それは5年前の自分のおかげ。

もっといえば、小さいときに日々の食事であなたの体をつくってくれたお母さんのおかげかもしれません。

ぜひ感謝の言葉を口にしてみてください。

そして、もしあなたがいつも食事をつくっていて、家族みんなが元気でしたら、あなたの愛情のたまものです。

存分に自分を褒めてあげてくださいね。

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良いものを食べている人は人相も良い

宋時代の名医の言葉に「食が邪を廃し、臓腑を安らげ、精神を悦ばせ、気分を爽やかにしうる」というものがあります。

これは、食は体だけではなく心にも効く妙薬になりうる、という教え。

見た目が健康的でハツラツとしている人は、良質の食事をとっているものです。

お肉ばかり食べたり、炭水化物しか食べなかったり、偏った食事を続けていると、体だけではなく気持ちにも歪みが出てしまうものです。

また、現代はつい食べ過ぎになりやすいことも注意が必要です。

必要以上の量を摂取してしまうと、本来備わっているはずの免疫機能が低下し、病気にかかりやすくなってしまう恐れがあります。

いつもより運動量の少ない日は主食の量を減らすなどの工夫もしてみましょう。

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講師プロフィール

薬膳料理研究家
パン・ウェイ

講師写真

中国・北京生まれ。季節と身体をテーマに四季に沿った食生活を提唱し、現在は東京・代々木公園スタジオにて料理教室を主宰。
「きょうの料理」(NHK)等のテレビ出演や著作活動、講演会の他、企業向けのレシピ開発やコンサルタントでも活躍中。

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▼著書 『げんきときれいをつくる五味五』(日経ビジネス人文庫)


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