髪の毛が気になる方はビタミンB群から
やずや社員の皆様健康管理士一般指導員の國重です。
今回は髪の毛のお話をしたいと思います。
同じ年齢でも髪の毛って差が出ますよね。僕も実家に帰ると、同級生の髪の毛が気になります。
髪の毛の手入れはどうすれば…という方は最後まで読んでください。
■血液の流れが栄養を運んでいます
年齢とともに髪の毛のお悩みが増えてきます。
薄毛・抜け毛・白髪など見た目に影響を与えるため、ケアしている人と、ケアしていない人の差がわかりやすいところになりますね。
それでなくても髪の毛 30 代後半くらいからツヤ、コシ、ボリューム、抜け毛などが気になります。
これはストレスやホルモンバランスの変化による毛根に十分な栄養が届かないことが原因です。頭皮のマッサージやブラッシングは血行促進による髪の毛への栄養を届けるのに役立ちます。
頭皮の周囲には太い血管がなく、細い血管で栄養を運びますので髪のアンチエイジングにはまずは、毛根に栄養を届けることが必要になります。
■健康な髪の毛をキープする栄養
育毛剤を利用するときは頭皮環境が大切です。頭皮や髪の毛に必要な栄養素を考えて育毛剤の効果も高めていきましょう。
外食やコンビニ弁当では美容に必要な栄養は摂れません。
髪の毛はたんぱく質から作られていますので、必ず必要なのはたんぱく質です。たんぱく質を取れている前提で髪の毛の健康を考えて行きます。
まずはビタミンB群から!
ビタミンB2はいろいろな栄養の代謝をサポートする栄養素で、肌、髪、爪などの再生をサポートしています。
また、頭皮の皮脂の過剰分泌をコントロールしており頭皮を清潔に保ちます。ビタミンB2不足は、頭皮環境を悪化させ、フケ、薄毛、抜け毛の原因になります。毛母細胞を活性化するのもビタミンB2になります。
ビタミンB6は髪の毛の主成分ケラチンをたんぱく質から作るときに必要になります。ビオチン(ビタミンB7)は、皮膚や粘膜の健康を維持します。また、ケラチンやコラーゲン(つやのある髪の毛に必要)の生成の補酵素にもなります。毛細血管を太くするのもビオチンですので、毛母細胞に届く血液を増やしてくれます。
葉酸(ビタミンB9)は造血のイメージですが、血行促進も健康的な髪の毛には必要なのでお勧めです。またビタミンB12と一緒にメラニン色素を作る働きもあるので薄毛、抜け毛だけでなく白髪でお悩みの方にも嬉しい栄養素になります。頭皮の血行を良くするためにはビタミンEも役立ちます。
また、抗酸化作用があるので毛母細胞の老化予防にもおすすめします。
コラーゲン不足は髪のボリュームが減り、髪が細くなります。コラーゲンが水分を保持するのに役立っていますので、コラーゲンが減ると乾燥やパサつき、艶やうるおい弾力性が減ってくることになります。コラーゲンを増やすには、鉄とビタミンCですね。
普段の食事にとりいれやすい食材でビタミンB、C、鉄を補給できます。
豚肉やレバー、青魚、ブロッコリー、パプリカ、さつまいも、玄米などを意識して摂ってみてくださいね。
■白髪は栄養不足
ストレスを強く感じると白髪が増えるといわれています。ストレスを感じると交感神経優位になりノルアドレナリンが放出されて色素幹細胞を過剰に働かせるため、メラノサイトを急速に変化させてしまいます。
そのため必要な髪の成長時にメラノサイトを供給できず白髪になってしまうのだそうです。無理なダイエットや栄養不足もメラノサイトの働きを低下させます。
白髪や抜け毛が気になる方はたんぱく質を多めに摂りましょう。
まずは、優先度の高い生命維持のためにたんぱく質は使われますので、体内の臓器の活動や病気の回復に先に使われます。
その後に利用されるのが、髪の毛やお肌という事になります。
つまりたんぱく質が少ないと白髪や肌荒れなどのリスクが増加してしまうのです。
白髪を予防するにはミネラルも重要です。ケラチンを作る時に必要な亜鉛、メラノサイトを活性化するヨウ素とカルシウムも必要です。薄毛や抜け毛、肌荒れが気になる方や運動習慣がある方は亜鉛が不足気味ですので、積極的に摂りましょう。
食事で意識したいのは、海藻類やゴマ・豆類などがミネラル豊富でおすすめ、一緒にたんぱく質やビタミンも摂れます。結局コツコツ食べるしかないんですね。
あと、口内炎が気になる方睡眠不足や喫煙も白髪が増えるリスク増加の遠因だそうですよ。
まとめ
・抜け毛はストレスやホルモンバランスの変化による毛根に十分な栄養が届かないことが原因
・健康な髪の毛をキープする栄養が不可欠
・必要な栄養は、たんぱく質、ビタミンB群、コラーゲン、ミネラル
・白髪や抜け毛が気になる方はたんぱく質を多めに摂るのがおススメ
・食事で意識したいのは、豚肉やレバー、青魚、ブロッコリー、パプリカ、さつまいも、玄米、海藻類、ゴマ・豆類など