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捨てがたい布類で

布類は捨てにくいよね〜!
と、ついつい同意を求めてしまいます。
「このシャツの襟の部分は可愛いから何かに使えるはず」
「レースのハンカチはパッチワークにしよう」
とか思い切りの悪さの詰め合わせのような一袋がいつも押入れの中にあった。

お天気が悪くてどこにも出かけたくない休日、丸一日。
押入れの片付けをごそごそと始め、久しぶりにあの一袋を開いてみた。
もういいんじゃない?全部丸ごと処分しても・・・の気持ちも大いに湧いてきてたけど最後の最後にこれらを使って一つだけ何か作ろう!と思ったよ。

人形にしようと、型紙を書いて布に写す。

白い布は、帽子を作った時の余りの布。
帽子は、一昨年海で飛ばしてしまった残念な思い出〜。
人形の目鼻を刺繍したら、本体のアウトラインをちくちく縫う。

五ミリほど縁を残して切り抜く〜♪切りっぱなしでもいいかな。
背中を三センチほど切って、綿を詰め縫い合わせる。(手術のように)

はい!もうこれで本体の出来上がりです。
ここから先はもう自由制作ってことで、手元にある材料であれこれアレンジ。
髪の毛は毛糸でもいいし、スカーフを巻いているようにしてもいいな。
私は原毛があったので、それを縫い付けてヘアースタイルを作った。

ちょっと恥ずかし。
下着も刺繍すればよかったと反省。あとで追加刺繍しよう。

赤い靴下と一緒に洗濯してしまいピンク色になっちゃったキッチンクロス、めでたく人形のギャザースカートとして復活!ブラウスにしたのは、子どものスタイだった!

グレーの帯を巻けば、結構なおしゃれ着になる。

仕事机に連れてきて眺める。
「不用品活用の達成感」は満々にありました〜〜!
初めから自分に似せて作ろうと思ったのではなかったけれど、結果そっくり人形になったようで・・・笑。

これでもう心残りもなく捨てることができる。
しっかり使い切ったという満足感が必要なんだなと思う。

不用品でも捨てがたい物って確かにある。
潔く手放すことができなかったら、「使い切る方法」を探ってみるのもいいかもしれない。
人形一体、針山一つ・・・小さな手芸も方法の一つだ。

ココカラPark編集部より
捨てがたいもの・・・プレゼントと一緒にもらった可愛い空箱。シミのついたお気に入りの服。散々使い込んだバッグなど。押入れにいっぱいためておくよりも、本田先生のように何かに生き返らせるっていいかも!!と、出来上がった先生似のお人形を見ていると思わずにいられません。
自分の手で命を吹き込む作業に没頭するのもきっととっても幸せな時間の使い方だなあと。休日の新たな楽しみをひとつ増やすことができました。

この記事で初めて本田先生のことをお知りになった方は、自己紹介もお読みくださいませ。

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