バツイチアラフィフ女性が再婚したい理由
ココカラ夫婦物語 講義19 |講師:高草木 陽光
バツイチアラフィフ女性が再婚したい理由
一昔前までは、“バツイチ”と聞くとネガティブなイメージを抱く人が多かったのですが、現代は そんなことは ほとんどなく「お互い傷つけ合って辛く苦しい結婚生活を送っているのなら、潔く離婚をして夫婦それぞれ違った道を選べばいい」という前向きな価値観を堂々と示す人が増えつつあります。
このようなマインドを持つことは、結婚生活に悩んでいる人や離婚を選択した人が今後の時代を生き抜くためにとても重要なことだと感じている一方、そうなる前にもっと対話を重ねて欲しかったという思いも拭いきれません。
離婚に踏み切る女性の年齢や理由は様々ですが、離婚をして間もない女性の多くは「もう結婚はこりごり」「再婚できないかもしれない」などと口にする人が多いのですが……
しかし、その数年後には気持ちが180度変わっている人や、すでに再婚している人も少なくありません。
40代、50代で“バツイチ”になって、人生最高の“モテ期”が訪れる人もいるのです!
ここ数年離婚件数は横ばいですが、“再婚件数”は増えています。
結婚生活20年〜25年の40代や50代の、いわゆる「アラフィフ」や「アラフォー」と呼ばれる人たちが熟年離婚する例も珍しくなく、皆さん自立しながら自分の道を進んでいます。
ところで、今回のテーマでもある「アラフィフの再婚」ですが、アラフィフって一般的に何歳から何歳までの人を指すのかご存知でしょうか?
『デジタル大辞泉』によると、「around fiftyの略。50歳前後の人。アラサー、アラフォーをもじったもの」だそうです。
年齢は明確にされていませんが、“50歳前後”ということを考えると46歳〜56歳くらいまでの人を「アラフィフ」と位置付けていると思われます。
そんな“アラフィフ女性の再婚”ですが、今回は「再婚したい」と思っている女性を対象に「なぜ再婚したいのか?」を掘り下げて考えていただきました。
彼女たちが結婚に求めることは「シンプル」なことだった
「穏やかに」「自分らしく」
彼女らは、口々に「まさか自分が再婚をする(したい)と考えるなんて思ってもみなかった」と言っていたのが印象的でした。
離婚してから数年経って、冷静に今後の人生を考え始めたときに、“人生100年時代”といわれる今の時代、あまりにも自分に残された時間が長すぎることに初めて気がつくのかもしれません。
そして、「子どものため、夫のために使ってきた」と言っても過言ではない今までの人生を振り返り「残された人生を自分のためだけに使ってみたい」と思うだけでなく、実際に40代、50代の女性が抵抗なく離婚できる時代になってきています。
そんな離婚後の女性たちが、自分の時間や友達との有意義な時間を過ごしていくうちに「穏やかに過ごせるパートナー」や「自分らしくいられるパートナー」を求めることは至って自然なことなのではないかと思うのです。
まとめ
今回お話を伺った彼女らに共通していることは、再婚相手に「何かしてもらおう」とか「経済的に助けてほしい」とか、これっぽっちも望んでいないということ。
ただ、困ったときには互い支え合い、楽しいときには笑い合う、そんなシンプルなことが叶えば満足なのだそうです。
あなたが再婚(結婚)に求めることは、どんなことですか?
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講師プロフィール
高草木 陽光(たかくさぎ・はるみ)
講師インフォメーション
▼著書《なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか》
▼イラストレーター 多田 景子 ホームページ