半日の遊び方
小田原に住み始めて早7年。
東京までは電車で1時間半ほどだけれど、歳重ねるたびに若干の億劫さが心に滲んでいく。
めんどくさいな〜なんて思うのだ。
ひとたび出掛けてしまえばどうってこともないのにね、帰って「行ってやっぱりよかったわ」と思うのに・・・。
しばらく前、友だち(二人)と会った時、何かの拍子に「巣鴨に行ってみたくない?」という話が出た。
「じゃ、今度は巣鴨で会いましょ♪」となり、一月後くらいに行こう!と決定した。
巣鴨といえばとげぬき地蔵、そしておばあちゃんの原宿とも言われている商店街!健康の赤パンツ!八目鰻(やつめうなぎ)!などが連想される。
単純な私たちは、
「じゃ何か赤い物を身につけて行こうよ」「うんうん」「何かは持ってるよ」とかなんとか軽い口約束をした。
そして約束の当日・・・アタシは覚えてるけど他の二人はきっと忘れてるに違いないわ・・・と思いつつ集合場所に着いたら、なんと三者三様に赤い物を身につけていたのだった!
・セーターの人
・バッグの人
・ベストの人
と誰も被りもせず、赤がポイント色となってけっこうおしゃれに見えた〜♪
赤は元気な色!活力でるし。
次回会う時の小さな決まり事を用意しておくと出かける楽しみが生まれる。
そして待ち遠しくなるし、何着ていこうかな?と、一色だけという縛りが装いを決める手がかりにもなる・・・と言っては大袈裟かな〜?
お揃いの何かとはJKかっ!?とツッコミを入れられそうだけど、JKごっこもまた楽しからずやである。
友人の一人は、
「丁度いいウールの生地があったらか、今日のために縫ったのよ」
と可愛いバッグを仕上げて持ってきた。
もう一人は、薄手のセーターにシルバーの大きなブローチをつけておしゃれ着仕様に。
私はボーダーに赤いベストを重ねて、白いジャケット、カジュアル路線で。
お地蔵さまともマッチ♪で微笑ましい。
小さい約束を次回のためにするのは楽しいもの。
「今度は黄色にする?」「どこに行こうか」「展覧会?」などと言いながらそれぞれ巣鴨でお土産など購入ね。
赤いショーツも買いました〜〜🎶
それと乾物もいろいろと。
昆布、ほうじ茶や抹茶も。
さすがおばあちゃんの原宿と言われるだけあり、欲しいものが目白押しだ。
友人らは、タルトや大福などスイーツ系もしっかりと購入していった。
定食になったランチのある食堂でそれぞれ選び、美味しくまたかしましくいただいて半日の遊びは終わる・・・。
せっかく出かけるのだから、半日でも楽しく過ごしたいもの。
できたらリフレッシュできるような、日常ではない時間の過ごし方をしたい。
内容なんて無くって構わん、箸が転んでも笑っていられるような3〜4時間が貴重だ。
一つの笑える話題のために決める「ドレスコード」面白いです!
・色決め
・丸いもの
・四角いもの
・持っている服の中でいちばん古いもの
・・・・・・・・・・など思いつくままに、あやふやな縛りの方がいいかもね。
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この記事で初めて本田先生のことをお知りになった方は、自己紹介もお読みくださいませ。