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夏に摂りたいビタミンは組み合わせが大事

やずや社員歴19年。健康管理士一般指導員の國重です。
ちょっと知るだけで、健康につながる情報をお届けいたします。

今回は「 夏のビタミン 」についてです。
夏は、日焼けや肌荒れ、髪の毛パサパサが気になります。その上クーラーで夏風邪になりやすい人もいます。
これらの原因は 、「酸化」によるものだと考えられています 。「酸化」も「活性酸素」も聞いたことがあるけどよくわからない方も、今回はしっかり理解して若々しく年を重ねていきましょう。

活性酸素をコントロールしよう

酸素は生きて行く上で必要なものですが、この酸素を使って体内でエネルギーを生成する時に発生するのが、活性酸素 です。
活性酸素が適切にコントロールされている時には、免疫として活躍してくれますが、増えすぎると体内の細胞まで攻撃をしてしまいます。
活性酸素の増加は、ガンや高血圧・動脈硬化・老化などの原因になると考えられています。

また活性酸素はコラーゲンを壊したり、シミの原因のメラニンの生成を助けたりするため、シワ・シミの原因にもなります。
活性酸素の発生要因にはアルコール・喫煙・放射線を浴びる食品添加物・紫外線なども あります 。
ただし、若い時はSOD(抗酸化物質)が体内で沢山作られるので心配ありませんが、40歳をすぎたあたりでSOD誘導能が弱ってしまいます。
つまり、40歳を過ぎたあたりから活性酸素をコントロールすれば若々しく年を重ねることができるのです。

夏のビタミンはA、C、E(ビタミン エース)と覚えましょう

夏は紫外線を浴びることが多く、体内で活性酸素が作られてしまいます。
さてどうしましょう!

そこで気にしたいのが、3つのビタミンです。
まずは、基本的な働きから!

ビタミンAは、血管や胃や腸壁・気管支粘膜の成長促進をします。そのため胃がんなどの上皮がんの原因の一つにビタミンA不足が考えられています。目の老化にも役立ちます。日焼けがひどくなる原因もビタミンA不足です。皮膚や粘膜の保護のために、ビタミンAを摂って、紫外線に強い体を作りましょう。
ビタミンCは、コラーゲンを作るのでお肌にいいのはもちろん、インターフェロンの生成を促進するので、対ウイルスの免疫力にも役立ちます。夏風邪をひいた人は、ビタミンCと水分を飲みながら発汗させましょう。
ビタミンEは、活性酸素の除去、シミそばかすの防止、紫外線から肌を守ってくれます。全身の血流効果もあるため、細胞の新陳代謝を活性化し、肌のハリ・ツヤに役立ちます。(小話ですが、PMSが重い方にもビタミンEは役立ちます。プロスタグランジンというホルモンの分泌を穏やかにし、子宮の酸欠を解消するそうです)

そして、この3種のビタミンを一緒に摂ると相乗効果があるのです。
活性酸素から体を守るビタミンEとビタミンCを一緒に摂ることで、ビタミンCがビタミンEの抗酸化力を蘇らせてくれます。またビタミンEの入ったオイルはビタミンAの酸化を防ぎ効果を引き上げてくれます。ビタミンAはビタミンCの持続力を高めてくれるので、お互いの効果を高めてくれる最高のアンチエイジングのトリオなのです。

夏に食べたい食品

ビタミンA、C、Eをバランスよく摂りたいときの食事を考えてみます。
3 つとも取れるのは「焼きのり」です。自宅で炊飯している方は、1品に焼きのりを取り入れてみてはいかがでしょう。
3つのビタミンが取れる抹茶の粉末も、冷た~くして飲むのにちょうどいいですね。
野菜は、かぼちゃ・しそ・わけぎ・つるむらさき・こねぎ・かいわれ大根・かぶ・モロヘイヤ・赤ピーマン・パセリなどとビタミンAとEがとれる卵も入れて、ココナッツオイル(ビタミンE入り)でドレッシングなど作り、一旦冷蔵庫で冷やしていろんなお野菜のサラダでいただきましょう。
暑い夏は炭水化物に走りがちですが、豆腐やアボガドの入ったサラダもおすすめです。冷やし焼き芋もぜひ!

まとめ

・夏の肌荒れや体調不良には「酸化」を防ぐ活性酸素のバランスが大事
・40代からは特に活性酸素をコントロールする食生活を!
・増えすぎた活性酸素対策として、ビタミンを積極的に摂ること。
・夏に摂るビタミンはA、C、E(ビタミンエース)と覚える!
・3つのビタミンを一緒にとることでお互いの役割を高める効果が。
・ビタミンバランスのとれた「焼きのリ」や「抹茶の粉末」がおすすめ!

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