秋を楽しむ「夫婦デート」3選
ココカラ夫婦物語 講義29 |講師:高草木 陽光
秋を楽しむ「夫婦デート」3選
「暑さ寒さも彼岸まで」とはよく言われていますが、まさに毎年その通りなので、いつも感心している高草木です。
ですが、やっと秋らしくなってきたと思ったら、ここにきて夏の疲れが……なんていう声もチラホラ聞こえてきています。
そこで今回は、夏の疲れを吹っ飛ばして、心とカラダに栄養を与えてくれる、「秋の夫婦デート」をご紹介します。
秋といえば、「食欲の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」と、いろいろな表現がされますが、みなさんがピンとくる秋はどんな秋でしょう。
私の場合、秋にかぎらず通年“食欲”なのですが、特に秋に美味しくなる旬の野菜や魚をいただくのを毎年楽しみにしています。
【秋の夫婦デート 其の一】
「秋を食べつくす」
たとえば、秋刀魚や鮭、そして松茸や栗など。
スーパーに、秋刀魚や松茸が並び始めると「あ〜、秋だな」と感じます。
私たち夫婦は旬の味覚を体感するために、たびたび馴染みの和食屋さんや、お寿司屋さんで“夫婦ミーティング”と称したデートをします。
私たち夫婦が贔屓にしているお寿司屋さんがあるのですが、その店の「サンマの握り」が絶品で毎年楽しみにしています。
サンマの身を軽く炙って、その上に“ワタ”と大根おろし、小ネギを散らしていただくのですが、これがまたサンマの脂身とワタのほろ苦さと大根おろしのサッパリ感がマッチして、他のお店では味わえない美味しさなのです!
「秋」を感じるには、爽やかな香りの松茸の土瓶蒸しもいいですね。
普段、料理をすることは嫌いではないので、家でも和洋折衷なんでも作りますが、基本、食いしん坊&飲兵衛なので、どうしてもお酒のおつまみ的なものが多くなってしまうのが“たまにきず”でもあります。
そこで、マンネリになりやすい“夫婦”だからこそ、旅行に行ったり外食をしたりして、あえて環境を変えることで、新鮮さを維持することが大事だと思っています。
また、外食して美味しいものや美味しいお酒をいただきながら夫婦肩を並べることによって、普段できない濃い夫婦の会話へとつながるというメリットもあります。
【夫婦のデート 其の二】
「スポーツを楽しむ」
「スポーツの秋」ということで、夫婦共通して楽しめるスポーツがあれば理想的ですね。
私の周りや、ご相談者にも、夫婦で共通のスポーツやレジャーを楽しんでいる人たちが多くいます。
たとえば、テニスやゴルフ、最近ではハイキングや登山を夫婦で楽しんでいる人たちのお話を聞くことも増えてきました。
ゴルフやハイキングは年齢に左右されることなく楽しめるようで、70代のご夫婦も一緒に楽しんでいたりもします。
しかし現実は、夫婦揃って同じ趣味を持っている人たちばかりではありませんから、相手を無理に誘って夫婦関係に亀裂が入る原因を作ることがないようにしてくださいね。
【夫婦のデート 其の三】
「読書をする」
なぜ、読書をすることが“デート”なのか?
なぜなら、話をしなくても同じ空間で、同じことをしているだけで共通意識が芽生えて、安心感や信頼感が高まるから。
実は多くの人たちは、“仲良し夫婦”というものを、「休日は、夫婦一緒に出かける」「たくさん会話をする」というような、一緒に外出する機会が多い夫婦や、会話が絶えない夫婦をイメージしています。
もちろん、実際にそうすることで安定した夫婦関係を築くことができれば理想的なのですが、現実はそう上手くいかないこともあるでしょう。
どちらか一方が自分のペースに無理やり巻き込もうとしたり、長時間共に過ごすことを強要したりすることはNGです。
だったら、無理に出かけることや多くの会話を望むのではなく、お互いに好きな本を好きなだけ読んで、1日まったり過ごす…なんていう日があってもいいのではないかと思うのです。
特に女性は、結婚すると“自分のことを後回しにしがち”です。
子どもが生まれたら、子ども中心に毎日が動き出します。
そして、結婚10年、20年と経過するごとに、「母の自分」や「妻の自分」、そして「女性の自分」が葛藤し始めるのです。
そろそろこの辺で、アクセル全開だった自分を振り返り、ブレーキを踏むことを意識してもいい時期なのではないでしょうか。
青い空と高い雲を感じながら歩く秋の夫婦デートは、独身時代とはまた違った思い出をつくってくれるかもしれません。
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講師プロフィール
高草木 陽光(たかくさぎ・はるみ)
講師インフォメーション
▼著書《なぜ夫は何もしないのか なぜ妻は理由もなく怒るのか》