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気軽に美術館でワクワク楽しみましょう♪

茂世先生と行くアートワールド 講義1|講師:浦島 茂世
気軽に美術館でワクワク楽しみましょう♪

はじめまして、美術ライター浦島茂世と申します。
大学では美学美術史という学問を専攻。
ジャンルを問わずいろいろな美術について学び、博物館学芸員免許も取得しました。

時間があれば美術館に行っていたことから、いつのまにか美術に関する仕事が増え、専門のライターとなりました。

現在は、国内外の美術館の見どころを執筆したり、テレビやラジオでおすすめの展覧会を紹介したり、ときには人を集めて美術館ツアーを開催したり、美術に関するさまざまな仕事を行っています。

<世界にはいろいろな美術館がたくさん!>

この仕事をしていると、いろいろな質問や要望を伺います。
たとえば、
「おすすめの美術館・展覧会はどれ?」
「絵の見方というのがそもそもわからない」
「美術館に行ったものの、どう振る舞えばいいのかわからない」
「美術館に行くのに勉強していかなきゃいけないものかしら?」
などなど。そんな質問をお持ちの方とお話を聞いてみると、どうやら、美術に関してちょっと敷居が高いと感じていたり、苦手意識を持っている方も多いようなのです。

でも、そんなことを感じる必要はまったくありません!
いきなり大げさになってしまいますが、人の心は本来は自由なのです。
誰が、なにを、どう見て、どう感じてもよいものなのです。

だから、たとえば現代美術だったり、有名な作品をみて「よくわかんなかった」と思うのは間違っていません。そこで落ち込んだり、自分に自信を失ってしまう必要もないのです。自分以外のたくさんの人が名作だと言っているからって、無理やり感動するフリをする必要はないのです。

とはいうものの、
せっかく入場料を払って入った美術館ですから、
お値段分ぐらいは「楽しかった」って思いたいのは人間の性。

他の人が楽しんでいるのに、自分だけ意味がわからなかったりするのは残念ですよね。
ということで、この講座では美術館や美術について、より楽しくなるヒントや知識をお伝えしていきたいと思います。

たとえば、こんなことを知っておくと、美術館をよりいっそう楽しめます。

・この美術館はなぜできたの?
・この美術館は、どんな人が設計したの?
・美術館のカフェにはどんなメニューがあるの?
・展覧会のオリジナルグッズってどんなものがあるの?

<展示会にあわせたメニューが出ることも>

これらを知っておくだけで、その美術館をよりいっそう楽しむことができるはず。

そして、美術作品だってそうです。

・西洋美術、日本美術の歴史
・キリスト教絵画のお約束
・日本美術のいろいろな形式
・現代美術って、なにがどう現代なの?

などを、すこしだけでも知っておくと、目の前の作品から読み取れる情報が2倍にも3倍にも広がっていくのです。

とはいうものの、この講座は講座とは銘打っていますが「お勉強」をするものではありません。みなさんの好奇心をよりかきたて、美術館通いをより楽しくするアシスタント役だと思っているのです。

ということで、これから講座をスタートしてまいります。
ご一緒に美術館や美術を楽しめるひとときを作っていきましょう!

* * *

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講師プロフィール

美術ライター
浦島 茂世(うらしま・もよ)

神奈川県鎌倉市出身。
家族の影響で子どものころから美術館に頻繁に通うように。
特に頻繁に通っていたのは神奈川県立近代美術館 鎌倉(2016年閉館)。
大学時代に美学美術史を専攻。専門は1920年代の西洋美術・工芸について。 博物館学芸員免許も取得。同時に、 横浜のデパート内の美術館でアルバイト。
チケットやグッズ販売、監視など裏方業務に携わる。
「人によって絵の楽しみ方は様々なのだ」と、この時期に実感。
社会人経験の後、ワーキングホリデービザでフランスへ。
パリに滞在し、フランスやベルギー、イギリスなどさまざまなギャラリーや美術館に足繁く通う。特に通い詰めたのはポンピドゥーセンター。
帰国後、制作会社、マーケティング会社の制作職からフリーライターとして独立。
「OZmagazine」「東京人」「芸術新潮」など様々な雑誌やwebサイトで執筆をしつつ、国内外の美術館を積極的に訪問中。
主な著書に「東京のちいさな美術館めぐり」「日本の美術館めぐり」(株式会社G.B.)、「猫と藤田嗣治」など。

講師インフォメーション

☆新刊のお知らせ☆
カラー版 パブリックアート入門 タダで観られるけど、タダならぬアートの世界』

『東京のちいさな美術館めぐり』

『企画展だけじゃもったいない 日本の美術館めぐり』

『猫と藤田嗣治』


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