姿勢とからだの関係〜尿もれ編〜
キレイと健康♡姿勢 講義2 |講師:田中 久美子
姿勢とからだの関係〜尿もれ編〜
今日のからだの調子はいかがですか?
もうこの年だから・・・なんて、自分が健康でいることをあきらめていませんか?
年齢を重ねていくと体力の衰えを感じたり、腰、肩、膝などからだのあちこちに痛みが出たり、疲れがなかなか抜けない、やる気が出ないなど、何かしらの不調を感じることが多いと思います。
これからは人生100年時代!“自分の健康を自分で守りながら、未来につながる今を大切に生きる”そんな意識を持ちながら“キレイと健康”を叶えていけたらいいなと思っています。今日も最後までお付き合いくださいね♪
さて、前回はからだの様々な不調の原因は“姿勢”に関係しているということ、その姿勢の要は“骨盤”にあることをお伝えしました。
なぜ“骨盤”が姿勢の要なの?
骨盤(寛骨、仙骨、尾骨で構成)は私たちのからだの中心にあって、子宮や卵巣、直腸といった臓器を守ってくれています。
また、上半身と下半身をつないで、互いのバランスを保つ大事な役割を担っているんです。
家に例えると土台ですね。その土台が傾いたり、ねじれたりしていたらどうなるでしょう?!柱がまっすぐ立たずにいわゆる欠陥住宅になってしまいます。
これを私たちのからだに置き換えると想像がつきますよね?土台となる骨盤が傾いたりねじれたりしていたら、柱となる背骨が前後に、また左右に傾いて正しい姿勢でいられなくなってしまう・・・。
なので“骨盤”は姿勢の要というわけなんです。覚えておいてくださいね♪
さてさて、ココカラ世代に多いからだのお悩みって何でしょう?
いくつかあると思いますが、その一つ、それは・・・
「尿もれ」です。
くしゃみをした瞬間や重たいものを持ち上げた瞬間に、アレッ?なんて経験ありませんか?実は私にもそんなことがありました。
長い時間外出する予定のある時には、生理用のパッドを携帯していましたね。(最近は種類も多く、可愛らしいパッケージのものがたくさんありますね)
30代でふたり目を出産してから自覚するようになって、自分でもショックで。ある時、ママ友と話をしていたら「私も〜!」となって。産後の尿もれのお悩みは多いんです。
尿もれの原因って?
尿もれの原因は、妊娠・出産や加齢によって骨盤底筋(骨盤の底にあって、膀胱や子宮などの臓器を下から支えて排尿や排便をコントロールする筋肉)が傷ついたり緩んだりすること、また過活動膀胱、子宮がんや糖尿病などの疾患、精神的なものもあります。
そして“姿勢”も大きな原因になるんです。
どんな姿勢?
骨盤が前に傾いた、骨盤前傾の姿勢です。
本来、骨盤は立っています。それが前に傾くと、お尻や膣などの穴が開きやすい状態になります。いわゆる締まりが悪いと言う状態です。
また、骨盤底筋も緩むため、子宮脱が起きることも。
このような状態をイメージすると、骨盤が傾いた姿勢だと尿が漏れやすくなるということがおわかりになるかと思います。
そして、この骨盤前傾とセットとも言えるのが、反り腰です。
このような姿勢だと、お腹がポッコリ出たり、腰痛が起きたりしやすいです。
ここで、スキマ時間に簡単にできる、骨盤を立たせるセルフケアと、骨盤底筋のトレーニング法をご紹介しますね。
まずは1つ目「股関節前面伸ばし」のセルフケアです。
3分もあれば、どこでもできますので下の図を参考にトライしてみてください。
そして、2つ目のセルフケアは、骨盤底筋のトレーニングです。
・オシッコを我慢のするように、お尻や膣をギュッと締めます。(10秒)
・力を抜いて5秒。
・この繰り返しを10回。
立ったままでも、座っていても、横になっていてもできますから、毎日続けてみてください。
ポイントは、腹圧をかけたりしないこと。締める穴を意識してください。
私は毎日続けたところ、ひと月後にはアレッ?がなくなりました。
もちろん今も予防のためにやっています!
継続が大切ですよ♡
次回は『姿勢とからだの関係〜自律神経編〜』についてお伝えしますね♪
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講師プロフィール
整体師、セラピスト
田中 久美子(たなか・くみこ)
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