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突っ張り棒で春のカーテン

六年前の引っ越しで、まずやったことは・・・カーテン作りだったな〜と思い出す。
とにかく枚数が必要な家だったので、以前の家からサイズなど考えず「とりあえず」と持ち込み掛けていた。
足りない部分は薄手のショールなどを掛けてしのいでいたけれど、それもまたいい感じの陽の入り方で、結局新しいカーテンを買うことはしなかったのだった。

今回の家、窓の数はぐんと減り、手持ちのカーテンでもいけそうだった。
しかし!なんと!カーテンレールが付いていないのである。
そうか、そこからなのか〜とガックシ肩を落としたけれど、レールを購入し取り付けずともカーテンはできるのであ〜る。
そう!あの便利な突っ張り棒。
前の家でもあちこちで活躍してくれていた「突っ張りクン」である。
賃貸住宅の強い味方の突っ張り棒。

今度の家では、窓関係はすべて突っ張りクンに任せることにした。
秋冬になって、厚手の生地のカーテンに変えることにしたら、またその時に考えよう、とカーテンレール問題は棚上げとした。

居間として使っている四畳半の部屋には123✖️130センチの窓がある。

ちょうどいいサイズの布があったので、上部を筒縫いにして突っ張り棒を通した。
しばらくはこれで過ごしたけれど、どーもね、やはり光が少ないのである。
でもカーテン全開にすると道行く方と目が合いそう。(のような気がする)
レースの布があればいいのに・・・とガサゴソ探している時に閃いたのは「使っていないレースのハンカチ」だった。
何枚かつなげて、カーテンの間に掛けてみる。

たったのこれだけでも部屋がちょっと明るくなった。
まだ残っているハンカチや花瓶敷。

これらも使ってやりたい気持ちが動き始めるよ♪
好きで集めたレース類だもの、様々に使いこなしたいと思う。

前の家では手洗いの小窓に掛けていたカフェカーテン、捨てずに持ってきてよかった!
こんな部分的カーテンとして利用するのいいかもね〜と、突っ張りクンに通してみたらいいムード。
ハンカチカーテンと組み合わせると明るい部屋になった。

すりガラスでない部分には外側に葦簀(よしず)を。
和洋折衷てなムードも出てきた。
今考えているのは、小型のカーテンの「突っ張りパッチワーク」である。
半端な大きさの布や、スカーフでも作れそうなカーテン。
縫うのにそう時間もかからなさそうなところも好ましいわ〜。

今度の家でもまたカーテンは新調せずに済みそうである。
寒くなったら・・・またその時に考えよう。
今は変化していくカーテンを楽しみたいと思っているところだ。
えらいぞ、突っ張りクン!あと二、三本買って来ないと。

キッチンの窓もなんとかしないとねえ。
外からも見栄えよく、住み心地よく機嫌よく過ごせすためには、大きな面積を占めるカーテンの役割は重要。

初夏に向けて、簾(すだれ)もうんと活用して行きたいと思う窓辺である。

ココカラPark編集部より
引越しするたび、カーテンには悩まされるもの。
毎回新調するにも値段もはるし、だからといって、寸法が合わないままというのも・・と、結局新調してしまったり。
しかし、本田先生の手にかかると、色鮮やかな布やレースのハンカチたちがこれまたおしゃれにリメイクカーテンに早変わり!
生活の中での工夫は、発明したかのように心も弾み、見るたびに嬉しくなってしまうもの。既製品で間に合わせるのではなく、自分好みに作り出すセンス!まさに生活の達人だなあと〜次の引っ越しの時、その技いただきます。

この記事で初めて本田先生のことをお知りになった方は、自己紹介もお読みくださいませ。

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