見出し画像

Q.93歳の主人と二人暮らしです。認知症もあるのか何を言ってものれんに腕押し。つい強い口調であたってしまいます。A.軽く受け流して終わり、をしてみてください。ストレスは溜めないように2人で楽しめるものを探してみては?今を大事にお過ごしください!


「ねぇ聞いて!こちらやまびこ相談所」はやずやのお客様のお悩みに、お客様からご回答をいただくという人気コーナーです。 誌面に載せきれなかった回答もご覧いただけます。また、ココカラPARKでも回答を募集しておりますので、ぜひコメント欄にご記入ください。お待ちしております。

詳しくはこちらをご覧ください。→ ご利用方法

長年連れ添ったご夫婦だからこそ、つい昔の元気な頃のご主人を期待してしまうのかもしれませんね。
実は私の祖母も同じような事を言っていました。祖母はよく「何を言ってもうんとしか言わないの」と文句を言いながら、それでもいつも祖父に話しかけていました。今思うと80代後半の祖父は耳が遠くなり、ボケてるというより本当はよく聞こえていなかったのかもしれませんが。。

のれんに腕押しの祖父でも聞いてもらえる人がそばにいる、それだけで安心だった祖母の姿が目に浮かびます。

文句の1つも言いたくなることはあるでしょう。でも、病気もせず一緒に過ごせるお二人は、私にとって羨ましいご夫婦の姿です。

ぜひ、みなさんの回答を読んで参考にしてくださいね^^!

 今回のお悩み

認知症なのか、トボけなのかわからない夫93歳とマンザイの毎日です。
ノレンに腕押しで正面からぶつかって強い言い方をしてしまいます。
そういう自分がいやになり深く後悔する、の繰り返しです。
乳幼児のように接すればよいのですが、それができず葛藤の毎日です。
(80代 A・S様)

やずやのお客様からのご回答

お葉書でお寄せいただいたご回答を紹介いたします。
私はこんな方法を試してみました!または、こうしたらどうかしら?というアドバイスがありましたら、こちらの記事のコメント欄にご記入ください。

乳幼児のように接することができないのは、それだけご主人様の事を大切に思われているからだと思います。私も家族の認知症で、同じ事をくり返されるたびにイライラして来ました。お二人が笑って生活できる様に、A.S.様個人で楽しめる趣味をお二人で楽しめる事を見つけて、ストレスを貯めずにいて頂きたいと思います
70代 上郷夫人様
ノレンに袖押し、まさに同感です。私は大切なことはできるだけ目に見えるような方法を使って、伝えるようにつとめています。そのためメモがどんどん増えるようになりました。
50代
強い言い方をしたい気持ちを少し抑えて、口を開く前に数秒「自分が相手の立場だったらどんなことを言ってもらいたいか」と考えてみてはいかがですか。そうすると、相手の言動には悪気がないんだなぁと気付いたり、こちらが何を言ったらいいか、思い付いたりするものです。場合によっては言われたこと、されたことを「軽く受け流しおしましい」もアリかもしれません。会話はキャッチボールと言われます。優しいボール(言葉)をゆっくり投げて会話を楽しんで下さい
60代 ぶんちん様
たまには2人でディサービスに行くとか、生活の変化をされてはいかがでしょうか。毎日家にいるのは良くないと思います
70代
私も実母を約10年の介護と施設訪問を続けましたが、同居の時宇宙人と思って接したり、おしばいの演技者であったり、病人と看護士だったりといろいろ悩みながらつき合う日々でした。後悔しても良いから、ASさんが病気にならずに今やれることをしてあげるしかないと思います。
70代 けいちゃん様
乳幼児の様に接するのも、プライドがある人なら良くはないし、失礼のようでもあるし…又、介護的には強い言い方は勿論禁物です。精神的な虐待になりえると思います。ご主人の性格もあるでしょうけど、93歳という年齢。「年寄りは家の宝」という諺がある様に年寄りがいることは、万事家のために良いのです。なかなか難しいですが、優しい気持ちで接しましょう。先のことは誰も分かりません。もしかしたら毎日のマンザイも今だけかもですよ。
70代 鏡子ちゃん様
老舅と難病の夫に仕えた私から見ると、なんと幸せなASさんでしょう。
93才ともなれば認知症ともトボケともとれる世界にもう入り込んでいます。あなただけがまともと思うことは思い上がりですよ。80代であればもう同類です。あなたに強く当たってこないだけでも有難いと思った方がよろしいかと思います。ASさんが深い後悔と葛藤の日々であると思うならば、私の提案を実行してみませんか。いらいら、反発ばかりするよりも、御主人の世界の登場人物として、女優演技をしたら世界が変わります。心も軽くなります。乳幼児の対応はダメです。◎舅「ネエちゃん、ネエちゃん、そこ燃えとる、はよ消せま!」私「ハイハイ」とバケツの水をかける真似をする「消えた」◎舅「可愛らしいタアタ(女の子)やのー、さつからここにおるがいぜ」現実と夢幻が混濁。否定したらダメ。私「ほんとやね、おじいちゃんと遊びたいのかなァ」等々。同じ世界に入ってあげると、それで満足なのです。あとは忘れたようにケロっとしており、私自身もストレスを克服出来るようになりました。実話です。(その後の夫との取り組みは更に激しいものでしたがここまでにします)とにかく自分だけが正しいと思わずに、肩の力を抜いて心を和らげる。「マンザイ」の毎日なら最高じゃないですか。うらやましい御夫婦だと思いますよ

前の記事へ マガジントップへ次の記事へ