今年も暑い夏がやってきました。やず本やがある福岡も３年ぶりの山笠で賑わいを見せている今日この頃、やず本や書店員より「旅に出たくなる本」をご紹介いたします。

『五足の靴』をゆく　明治の修学旅行

明治４０年夏、与謝野鉄幹が北原白秋ら若き４人の詩人を連れて九州を旅しました。「五人づれ」という連名で「東京二六新聞」に連載された紀行文『五足の靴』には、その後活躍する詩人たちの才能の萌芽を見ることができます。２０１８年、世界遺産に指定された長崎、天草の地も踏んでいた彼らの足跡を、森まゆみが歩いた記録。
知られざる名著の解説書にして、歴史を体感できる旅へと誘う極上のガイドブックです。

著：森まゆみ
出版社：集英社
価　格：880円
発売日：2021年11月19日

フィンランドは今日も平常運転

フィンランド人は内向的？世界一幸せ？フィンランド人と結婚し早数年。
夫・子供二人とヘルシンキに暮らす著者が、一括りにできないフィンランドの人々を描く赤裸々エッセイ。
ムーミン、サウナ、白夜・・・私たち日本人はフィンランドのことを全然知らないのかも！？
NATO加盟で注目のフィンランドの人々に迫る一冊です。

著：芹澤桂
出版社：大和書房
価　格：814円
発売日：2022年6月11日

歩いて、食べる京都のおいしい名建築さんぽ　京都名建築ガイド

旅の楽しみ方は人それぞれ。京都といえばやはり、神社仏閣巡りやおいしいグルメなどがいちばんに思い浮かぶでしょうか。本書は名建築に魅了された著者が明治、大正、昭和の時代に建てられた数々のモダンな建築をめぐる一冊です。京都といえば和建築のイメージが色濃いですが、モダン建築をめぐる旅もまた、新しい楽しみ方の提案ですね。

著：甲斐みのり
出版社：エクスナレッジ
価　格：1,760円
発売日：2022年4月2日

いつか死ぬから旅に出た (150カ国・13万㎞の自転車世界一周)

世界150ヵ国、13万キロを自転車で走破する途方もない旅を成しとげた
周藤卓也氏が書籍『いつか死ぬから旅に出た』(海鳥社)を出版されました。旅でしか味わえない現地でのふれあいや学び。さらにさまざまな国のお菓子のラベル収集など奥行きのある旅のエピソードを携えていらっしゃいます。

著：周藤卓也
出版社：海鳥社
価　格：1,980円
発売日：2022年6月11日

★イベント情報★
本書の発売を記念して、著者の周藤卓也さんをお招きした読書会、写真をお借りしての写真展を、やず本やにて8月7日（日）に開催予定です。

まちの本屋「やず本や」

福岡市南区日赤病院前（福岡県福岡市南区大楠1-34-16）
朝７時３０分〜夜９時まで開いてます。
ちょっと早く起きた朝、帰り道、お散歩中に、ふらっとお気軽にお立ち寄りください。

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