からだの巡りを良くして“氣”を上向きに!
キレイと健康♡姿勢 講義8|講師:田中 久美子
からだの巡りを良くして“氣”を上向きに!
以前、常夏の国シンガポールに住んでいた事がありました。
緑と花に溢れた街並みや、多様な文化、都会と南国ののどかさが同居する様は大好きでしたが、時折たまらなく日本の四季が恋しくなったものです。
季節ごとの気候もそうですが、やっぱり旬の食べ物!
帰国の度に「こんなにも美味しくて、なんてありがたいんだろう!」とあらためて故郷の素晴らしさに気付くと同時に、魂が欲する食材を摂ることで、からだに沸々とエネルギーが満ちていくのを実感しました。
きっとそれは“からだの巡りが良くなる”事。
そしてエネルギー=“氣”が上向きになって生きる活力を生み出していたのだと思うのです。
からだの巡りが良くなると“氣”が上向きに!
日本人のおよそ8割が猫背といわれますが、姿勢が悪いと見た目が老けて見えるだけでなく、健康や美容にも影響が出てきます。(氣も下がります・・・泣)
自律神経が乱れ・・・症状としては、頭痛、肩こり、五十肩、腰痛、胃もたれ、疲れ目、ドライマウス、便秘、生理痛、冷え性、むくみ、肌あれ、だるさ、動悸、耳鳴り、めまい、気分の落ち込み、イライラ感、肥満、食欲低下、息苦しさ等、挙げればキリがないほど。
猫背仕様のからだになると骨格が歪んだり筋肉が固まって、背中を通る神経が圧迫されてうまくからだの機能を働かせることができません。
同時に血流やリンパの流れも滞って、からだの循環が悪くなります。
逆に姿勢が良くなると自律神経が整い胃腸など内臓がしっかり働けるようになりますから、長い間の不調が改善されることが多いです。(氣も上向きに!)
定期的にご来院されるお客様の中には「何種類もの薬から離脱できた!」「からだが引き締まって軽くなったよう」「気持ちが上向きになった」など好転する場合がほとんど。
そして何より嬉しいのは、皆さんお顔の表情や声のトーンが見違えるほど明るくなることです♪
生活習慣が今の自分を創り出す!
以前より外出が減って運動不足になったり、お家でパソコン作業やテレビを観る時間が増えたという方が多いのではないでしょうか?
実はこの“座っている時間”というのが以前から問題になっているんです。
日本人は世界の国と比べて一日の中で座っている時間が断トツに長い国民なんだそうです!
男女共平均寿命は世界一ですが、悲しいことに自活できる健康寿命とは違います。
ちなみに動物の観点から見る人間は、座るという姿勢はとても不自然なこと・・・。
本来は立って動くか、寝るか。シンプルですね!長い時間座っているという体勢がからだにとって大きな負担になることは言うまでもありません。
いい呼吸で長生き&美しく
私たちが無意識にしている呼吸は一日で2万回。
だからこそちょっとの意識で今よりいい呼吸ができたとしたら?いい呼吸がこの先の人生を左右するといっても過言ではありません。
実は、肺は自ら動かすことができないため呼吸筋の動きで空気を取り込んだり吐き出したりしています。
その呼吸筋ですが加齢と共にかたくなってしまうのです。
ちょっとした坂道や階段を上っただけでハアハアと息が苦しくなる、思い当たるという方いませんか?
そこでおすすめしたいのが、“息を吐き切る”ということ。
私は音大生の頃、歌の先生からより息が続くようにと“吐き切ること”を意識するよう教えていただきました。
いい呼吸は、からだの巡りを良くして“氣”を上向きにする大切な動作でもありますよ。
ロングトーンでできるだけ長く声を出します。息を出し渋るように細く長く出すのがポイント。
「アー」や「オー」がやりやすいでしょう。
片手を頭の後ろに当てて肘が前にこないよう、真横に上げます。
もう片方の手は軽く腰へ。
手を上げている側の足に重心を置き、息を吐きながら脇(側面)を伸ばします。(少し弓なりになる感じです)10秒キープ。
反対側も同様におこないます。左右終わったら伸ばしにくい方を1回多くおこないます。
※必ず伸ばしている方の側に体重をかけるようにします。
無理せず気持ちを前向きに
今、世界中が先の見えない不安を抱えている状況ではありますが、ひとりひとりが本来の“自分の健康を守っていくことが不可欠です。
”病は気から“とも言いますが、巡りを良くして“氣”を上向きにして明るい未来を創り出して行きましょう!
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講師プロフィール
整体師、セラピスト
田中 久美子(たなか・くみこ)
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