朝からみんなで読書タイムがある会社
やずやには、商品開発から販売、顧客対応、広告など、さまざまな仕事があり、21もの部署があります。
フロアーを見渡してみると、各所に本棚があるのが目立ちます。
並んでいる本を見ると、どの部署か想像できるほど、専門書や関連本がぎっしり。自席のパソコンの隣に、本をずらっと並べている人もいます。
食堂には、漫画や小説、おすすめ本が並んでいました。
本を読む習慣作り!
こんなに本があるのはどうしてでしょうか?もちろん仕事そっちのけで、本に没頭している社員がいるわけではありません!
業務中に参考にする場合もありますが、自己啓発として借りて帰ったり、読んでよかったものはみんなにシェアしたりと、自然と社内で本を読む習慣が作られてきました。
しかし、もともと本好きもいれば、そうでない社員もいます。
そこで、生まれたのが、朝の読書タイムです。
朝から15分みんなで読書タイム
始業開始後、8時30分から読書タイムが設けられるようになりました。
部署ごとに、会議室を借りて本を読む時間です。
この読書タイム、仕事関連の本だけでなく、小説でもOKなので、苦手な人も本に馴染みやすい時間となって続いています。
子育てママ社員はどうしても家に帰っての読書時間を作れないので、とっても大事なひとときに感じているそうです。
本の紹介!バトンリレー🎵
そしてもう一つ、本を読む習慣作りを後押ししているのが「本のバトンリレー」です。月〜金まで毎日、社員が一人ずつ「オススメ本」を紹介する社内発信を行っています。
バトンリレーが始まったのはいつだったか分からなくなるほど、社内に浸透しているこのバトンリレー。ここ3年ほどは運営担当者が決まり、楽しみの一つとなり定着しています。
1年に1回か2回ほど当番が回ってくるのですが、毎日発信される本のトピックに触れることで、違うジャンルの本に興味を持ったり、普段話さない社員と読んだ本が同じだったということがわかったり好みが知れたりと、社員間のコミュニケーションにも役立っています。
今年のお題は「過去紹介の本を読んでみました!」「私の2022年読んだ本ベスト1」の2本立てのテーマとなっています。これは企画者が一冊でも多く、本を読んでほしいという狙いでダブルテーマにしたそうです。
ある年は、「あなたの読書遍歴」&「オススメ本」といったテーマもあり、仕事以外の違った側面を知るきっかけにもなり、ニヤニヤしながら見ている人も!楽しい毎日の日課となっているようです。
会社から歩いて5分!「やず本や」もございます🎵
なんと、社長の本好きが講じて、旧本社ビルが「本屋」に変身したのはもう4年前です。やず本やは朝の7時30分〜夜21時まで開いているので、朝、昼休み、帰りにとフラッと気軽に立ち寄ることができます。
2階、3階は会員制の書斎になっており、1万冊の本や漫画が読み放題ということで、社員でも会員になって利用している人も!
本からの学び、感性を磨く!
世の中には読み切れないほどの膨大な本がありますが、たまたま手に取った一冊の本から、新たな企画のヒントを得たり、お客様の対応方法を学んだりと仕事に活かせること、人生に役立つことがたくさんあります。
また小説や詩、絵本などからも、相手の心情や周りにはいない境遇の人たちの背景を考えることにつながり感性も育っていきます。
本を通して得られる学びや気づきはもちろん、社内でのコミュニケーションとなっているこの「読書の文化」をこれからもやずやらしい文化として醸成させていきたいと思います。