50代からの石花のはじめ方講座(全2回)|ココカラ大学講師:石花 ちとく
「石花(いしはな)」とは、日本のロックバランシングです。
私たちは、日本人が日本で楽しむロックバランシングの名称として、それを「石花」と名付けました。
ロックバランシング(ストーンバランシング)と言えば、古くはテレビで紹介されたビル・ダン、最近ではネットで拡散されているマイケル・グラブが有名です。
もちろん、ロックバランシングのアーティストは世界中にいて、それぞれ各国の呼び方で親しまれています。
【講義1】石花の魅力
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「石花(いしはな)」の1番の魅力とは、石が停止した瞬間の喜びです。
石は自然のもので、自分が思っているように動いてくれない、ぴたっと止まってくれない。。。そんな石がピタッと停止する瞬間がホントに快感です。
石花が拡がっている理由
FacebookなどのSNSが利用されるようになり、完成した石花がシェアされるようになったことが大きな要因になっています。
また、楽しむこと、喜ぶこと、遊ぶことが複雑化している今、身近で単純、お金もかからない手軽さが「石花が拡がっている理由」と考えています。
石花を楽しむコツは?
「石が立って当たり前!」と思って石に触れることがコツです。
ぜひ、躊躇せずに行ってください。そうすることで、石が立たなくても石を触っているだけで楽しくなってきます。
石が立って石花が完成したら、何も考えずにボーッと眺めるだけでも楽しいですし、石花が完成した写真を取ってSNSに投稿してみるのも良いです。
お友達から反応があると嬉しいですよね!
石花が向いている人
時間に余裕がある、自然が好き、河原でお友達とお話ししながら・・など、誰でも楽しむことができます。
動画をみて、河原や公園などでチャレンジしてみてくださいね!
【講義2】石花をつくってみよう
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石花を行う場所とは?
基本的に河原など石が多くあるある場所で行うことをおすすめします。
今回行っているのは多摩川の上流になります。もちろん、石がある場所であればどこでも行うことができます。
石を選ぶポイント
・台座となる小さな石
・提灯部分の大きな石
を選びましょう。
大きな石は、あまり特徴(ゴツゴツした角)がない丸い石を選ぶことで完成後、石が宙に浮いたように見えます。
小さな石は、小さければ小さいほど、出来上がりが格好良いです。最初は難しいので、手のひらに握れるサイズの石を選んでみましょう。
石を重ねるコツ
選んだ石を積んでもなかなか安定しない場合は、上になる石を少し軽い石に変えたり、石と石の間に小さな石を挟み込むように積んでいきましょう。
また、小さな石が動きやすい場合は、もう一度安定した場所を探してみましょう。
完成!
石花の終わり方
積み上げた石は、崩して帰ることが、石花のルール。
危険を回避する意味もありますが、自然の姿へ戻しましょう。
石花は、費用をかけずに誰でも楽しめるアートです。よく「もの凄い集中力を要する」云々と評価されますが、最初からもの凄い集中力を発揮して、もの凄い作品を創る必要はありません。
石ころをひとつ、石の上に立てることから始めてみてください。
「立つわけない」と思いながらも、グラグラ揺れる石ころを、両手で少しずつ調整していると、あるときピタリ!と石が立ちます。
その瞬間が、石花創作のもっとも面白いところです。
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これからの石花の目標
芸術的に石を積み上げる行為という意味では、石花もロックバランシングも同じです。しかし、ここはあえてロックバランシングではなく、ぜひ「石花」という名で拡げていきたいです。
「花」にまつわるイメージは世界各国それぞれにありますが、我々日本人にとって「花」と言えば桜であり、はかなく散るものですね。
生け花や花札・花合わせ、花暦など、様々な日本独特のイメージがあります。
「石花」も、そのような日本独特のイメージとして、世界中に受け入れられることを願っています。
将来は、石花をする人が増え「世界石花フェスティバル」を日本で開催することが目標です。
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ご受講後のお願い
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講師プロフィール
石花師
石花 ちとく(いしはな・ちとく)
講師インフォメーション
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