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ココカラ夫婦物語(連載)

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これまで、およそ1万人の悩みに寄り添ってきた夫婦問題カウンセラーの高草木陽光先生がなんらかの夫婦問題を抱えている人たちだけでなく、「現時点では大した問題ではない」と思っている人た…
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#暮らし

「妻のホンネと建前」を知って絆を強める対話法

ココカラ夫婦物語 講義38|講師:高草木 陽光 「妻のホンネと建前」を知って絆を強める対話法 結婚生活の中で、夫と妻は言葉のコミュニケーションを通じてお互いを理解し合おうとします。しかし、時には妻の言葉が夫にとって難解に感じられることもあります。妻が発する言葉には、表面的な意味(建前)と、内心の本当の気持ち(ホンネ)が存在することが多いためです。 今回は、「妻のホンネと建前」というテーマを掘り下げて、夫婦間のコミュニケーションの深い理解を目指します。  1. 「大丈夫」

息子の嫁と揉めない関係性を築く「姑10の心得」

ココカラ夫婦物語 講義37|講師:高草木 陽光 息子の嫁と揉めない関係性を築く「姑10の心得」 今回は、この世に人類が誕生したときからあったのでは? と思われる、いわゆる「嫁姑問題」に焦点を当てて考えていきたいと思います。 可愛い可愛い自分の子どもですが、男児も女児も育てた経験があるママたちからは、「特に男の子は可愛い」と聞くことが多くあります。 その理由を聞いてみると……。 ◆娘はクールだけど、息子はママを守ってくれようとするから可愛い。 ◆幼い頃から私に説教じみた

「アプリ婚」で幸せになる人、ならない人

ココカラ夫婦物語 講義36|講師:高草木 陽光 「アプリ婚」で幸せになる人、ならない人 近年、「結婚すること」に意味を見出せず、結婚しない人が増えている印象があります。 厚生労働省が発表した「人口動態統計」(速報)によりますと、2023年の婚姻件数は、前年比5.9%減の48万9281組で、90年ぶりに50万組を下回りました。とはいえ、1年間に“50万組弱”の人たちが結婚している事実があるわけで「結婚したい人はそれなりにいる」ということです。 誰もが幸せな家庭を夢見て結婚す

“良かれ”と思って言ってない? 要注意!「無神経な言葉」3選

ココカラ夫婦物語 講義35|講師:高草木 陽光 “良かれ”と思って言ってない? 要注意!「無神経な言葉」3選 先日、全員同じような黒のリクルートスーツを身にまとい、ゾロゾロとコンビニへと吸い込まれていく新入社員らしき団体さんを目撃しました。 社会人になると学生時代には想像もしなかった様々な“人間模様”を目の当たりにすることもあるかもしれません。 新入社員の人たちには、そんな厳しい“大人の社会”に幻滅することなく、強く、優しく、たくましく、そして毎日を楽しめる社会人になってほ

夫婦喧嘩のストレスから脱する方法

ココカラ夫婦物語 講義33|講師:高草木 陽光 夫婦喧嘩のストレスから脱する方法 夫婦喧嘩は、どうして起きてしまうのでしょうか? よく起こりがちな喧嘩のパターンを大きく3つに分けて解説していきます。 夫婦喧嘩の3つのパターン【パターン1】 威圧的な態度で乱暴に言葉を投げかける→感情的になって言い返す→喧嘩になる。 このパターンは、最初から喧嘩を仕掛けていると言われても仕方がないケースです。 「いきなり威圧的な態度で乱暴な言葉を言ってくる人なんているの?」と思う人もいるか

夫婦関係が良くなる「別居婚」を楽しく長く続ける方法

ココカラ夫婦物語 講義31 |講師:高草木 陽光 夫婦関係が良くなる「別居婚」を楽しく長く続ける方法 皆さんは、「別居」と聞いてどのようなイメージをされますか? 「離婚寸前なのかしら?」「夫婦仲が悪いのね」。 このように、決して良いイメージで受け取られないのが現実かもしれません。しかし、別居をしている夫婦の理由や目的は、「夫婦仲が悪くなった」とか「離婚をするため」だけではありません。 そこで今回は、夫婦関係も良好でお互いに充実した「別居婚」を10年間続けている橋本さん(

妻が無意識にやっている「夫をダメにする言動」5選

ココカラ夫婦物語 講義30 |講師:高草木 陽光 妻が無意識にやっている「夫をダメにする言動」5選 一般的に、女性は「共感力が高い」と言われています。 ですが、不思議なことに“夫”に対しては、共感どころか「フン」と鼻で返事をしておしまい…なんていう人が多いのが現実。そういう人にかぎって、自分が同じように扱われると、文句100倍にして返したりするんですけどね…。 マルチタスク型で気配り上手、そして人の感情にも敏感な妻でも、夫の操縦に手を焼いている人が多いのは何故なのでしょう

目からウロコの「自分満足度」の高め方

ココカラ夫婦物語 講義28 |講師:高草木 陽光 目からウロコの「自分満足度」の高め方 あなたは、現在の結婚生活に満足していますか? 満足していないと感じている人は、もしかして“自分”を抑えてしまっている人なのかもしれません。 つまり、どういうことかというと、「本当に自分がやりたいこと」や「本当に好きなこと」が主張できなかったり、言ったとしても夫に反対されて諦めてしまったり、子どもの状況に合わせて我慢してしまったりして、本来の自分の欲求が満たされていないということです。

夫婦喧嘩は「児童虐待」です

ココカラ夫婦物語 講義27 |講師:高草木 陽光 夫婦喧嘩は「児童虐待」です 「夫婦喧嘩は犬も食わない」とはよく言ったものですが、実はそんな軽く済まされる話ではないかもしれません。 子どもの前で夫婦喧嘩をすると「児童虐待」だということをご存知でしょうか? 何気ないことで夫婦が言い合いになり、お互いヒートアップしてご近所に丸聞こえだった場合、もしかしたら警察に通報されてしまう可能性もあります。そのとき子どもが一緒にいた場合、警察は児童相談所に連絡することもあります。 そう

不倫の始まりと対処法

ココカラ夫婦物語 講義24 |講師:高草木 陽光 不倫の始まりと対処法 「不倫」と聞いて思い描くのは、妻ではなくて“夫”が不倫するケースの話かもしれません。 ですが、不倫する夫がいれば、当然その不倫の相手がいるわけで、その相手が独身女性とは限りません。 つまり、現実は“妻”という立場の女性たちのなかにも、不倫している人が大勢いることになります。 私は職業柄、多くの人たちから不倫に関する相談を受けています。  夫に不倫をされた妻もいれば、妻に不倫をされた夫からの相談もあり

「更年期」を上手に乗り切る方法

ココカラ夫婦物語 講義23 |講師:高草木 陽光 「更年期」を上手に乗り切る方法 更年期は誰にでも訪れます。 ですが、更年期症状が現れる人もいれば現れない人もいて、なかにはひどい更年期障害で悩まされる人もいます。 現在、更年期の症状が出始めている人も、これから更年期を迎える人も、ネガティブに捉えずに、変化する自分の身体と前向きに付き合っていく方法を考えてみましょう。 更年期とは、卵巣機能が減退し始め、消失するまでの時期、一般的に閉経前後の数年間をいいます。 この時期

アラフィフのための「夫婦問題」Q&A特集

ココカラ夫婦物語 講義22 |講師:高草木 陽光 アラフィフのための「夫婦問題」Q&A特集 20代から80代の方まで、様々なご相談をいただきますが、今回は40代、50代の女性に多い悩みの種類をいくつかにまとめてみました。 同じような状況で悩んでいる方にとっては、対処法のヒントになる内容もあるかもしれません。 Q1:自分の人生これでいいのか不安です。結婚20年の共働き夫婦です。毎日、職場と自宅の往復で、これといった変化がない日々に「これでいいのか?」と考えてしまいます。

妻が愛おしい! 夫が妻を惚れ直す瞬間Best5

ココカラ夫婦物語 講義21 |講師:高草木 陽光 妻が愛おしい! 夫が妻を惚れ直す瞬間Best5 「最近、夫に褒められたことがない」 「夫は、私のこと愛しているのかしら?」 突然そんな不安が湧き起こることはありませんか? 実は、口に出して言うのは恥ずかしいけれど、妻のことを心から「愛おしい」と思っている夫は少なくないのです。 普段、口には出して言わないけれど、夫が妻を見て「ドキッ」とする瞬間があるらしい!? 夫が改めて妻に“惚れ直す瞬間”とは、どんなときなのか?

「空の巣症候群」にならないために今からできること

ココカラ夫婦物語 講義20 |講師:高草木 陽光 「空の巣症候群」にならないために今からできること 「空の巣(からのす)症候群」という言葉、聞いたことがありますか? 空の巣症候群とは、自分の子どもが自立していくことで、喪失感や空虚感に襲われ、精神的に不安定になったり身体に不調をきたしたりすることです。 “子どもが生きがい”になっている人は要注意「髪を振りみだしながら育児に専念していた頃が懐かしい」。 そんな余裕がでてきた今だからこそ、“子どもの自立”が現実的になってきて